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内容説明
見知らぬ町の朝は、いいものだ――。ひとり旅の名手である池内紀が、独自の嗅覚で訪ね歩いた、日本各地の誇り高き、十六の小さな町の記憶。
目次
北から南へ(フクロウの知恵―斜里町(北海道)
日本一巡り―上川町(北海道)
金の帯―岩内町(北海道)
木組みと流水―金山町(山形県) ほか)
東から西へ(カニのハサミ―渥美町(愛知県)
おもかげゾーン―朝日町(富山県)
湖北の知恵―木之本町(滋賀県)
ひいふみつよつ―岩美町(鳥取県) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
36
有名な街のひとつ隣にいいところがある「ひとつめ小町」を提唱した著者(「すごいトシヨリ散歩」)。有名観光地の人々波の今どきだからこそ使える本書。近くでも一泊、出発は午後、余裕の旅行スケジュールはなるほど。せっかちな私としてはちょとお手本にしたい旅スタイル(できるかな~?)。取上げられる場所は行ったことのないところばかり。山形県金山町、福島県三春町、千葉県大多喜町、山口県上関町、熊本県湯前町が気になる。2024/05/05
おいしゃん
31
昭和の原風景や人情が残る、日本の津々浦々をめぐる紀行文。北海道から九州まで、まんべんなく選ばれており、土地柄の違いが如実で面白い。文章まで昭和感が滲んでいるのはご愛嬌。2021/08/04
星落秋風五丈原
10
近い場所でも一泊を組み、午後ゆっくり出かけて翌朝から、静かなうちに散策する。それが旅慣れた著者の、土地を知り旅を楽しむこつという。北海道・斜里町から熊本県・湯前町まで16町村。のんびり旅、のようでいて日本の小さな町々を見舞う変化の波は激しい。 2006/09/13
シンドバッド
10
16箇所の内 6箇所は行ったことがあったものの、宿泊が伴っていない。 まだまだ、国内に良い所がある! 残りの人生のお愉しみ!!という所です。2014/11/20
RYOyan
9
愛知県の渥美町を訪れてて、僕も好きな所なのだけど、伊良湖ビューホテルに一人で泊まってらしてちょっと羨ましかった。あの景観を独り占めしてみたい。最後の方に出てきた福岡の星野村というところが気になる。コンセプトがワクワクする。2014/09/23
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