集英社文庫<br> 帰らざる荒野

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集英社文庫
帰らざる荒野

  • 著者名:佐々木譲【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2013/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784087460353

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内容説明

友近克也は父・善次郎が築いた馬牧場を出た。兄嫁となる女性に想いを残して……。行くあても帰る場所もない、ただ生きるための流浪の旅だった。町々にはびこる悪徒に、容赦なくとどめを刺す克也。暴力と策謀が渦巻く荒野の果てに、安住の地はあるのか? 北海道開拓期。過酷な運命に立ち向かう家族、そして男女を描く連作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃこてい

20
北海道、開拓って検索したら、こちらの本が出てきまして読みましたが…。 色んな問題の解決策が、全て人を殺して完結。みたいな感じで。 でも何故かめちゃめちゃ読みやすかった(^-^;2021/08/07

さっと

9
著者の作風のひとつ北海道ウエスタンの一冊で連作短編集。このシリーズでは最も時間幅が広く、主人公・友近克也の父が虻田に牧場を開く契機になる五稜郭終戦から、克也がたどり着いた安住の地から再び因縁に巻き込まれるクライマックスの大正時代まで、フロンティア期の北海道の諸相を流れ者の目から描く。同じ西部劇、ハードボイルド調では一話完結型の『雪よ 荒野よ』のほうが個人的には好み。2021/07/31

astmee

5
大事なもの守る為に自ら銃を持ち、信念を貫くためには荒事も辞さない。まだフロンティアだった時代の北海道を舞台にした西部劇的な魅力の詰まった冒険小説。必ずしも平和ではない時代、その時々の判断で生きていくしかないから後悔はしてないだろうけれど「あの時ああしておけば」という思いを何層にも重ねながら生きてきた男の生きざまがハードボイルドだった。2020/08/20

Sakura

5
ハードボイルドな連作短編集。表紙の絵がまるで西部劇風で錯覚起こしますが、北海道開拓地時代の話です。善次郎は牧場を開いて成功したが、その息子達には試練が降りかかる。やたら銃をぶっ放しますが、本当にこんな感じだったのでしょうか。そこそこ面白かったですが、よく考えたら誰も幸せになってない・・・。男性はこういう生き方カッコイイと思っちゃうのかな。2015/01/13

まみ

4
2時間サスペンス好きとしては殺めた後の余韻を楽しみたかった。軸となる人物だけでなく対となる人物にも日を当てる事が出来れば良かったのに。こんな感想を普通に挙げてしまうのは、昨今のドラマや映画が上手く出来ているからなのかもしれない。ガンバレ小説!2017/04/06

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