内容説明
「強育論」の実践編。宮本哲也氏の授業技術を惜しみなく公開した一冊。
小学生の保護者とともに、小学校の先生、塾講師必見です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
27
「強育論」の続編。「適切な材料と環境を与えて放任すれば、子どもは自分のペースで伸びる。」「親や教師ができることは『見張る』のではなく、『見守る』こと。」などなど…。宮本さんの主張は、受験に特化しているように見えて、実は子育て全般に当てはまる大原則だと思います。結局、大人が自分の見栄で子どもを型にはめ込み、従順な「よい子」を製造してしまうのでしょう。スポーツでも、選手に「ハイ!ハイ!」と間髪をいれずに返事をさせて、得意になっているアホな指導者はどこにでもいます。主役は子どもであることを忘れてはいけません。2013/12/02
kazu_tea
3
1〜2年前に「強育論」を読み終わった時は、「超強育論」の方は読まなくても良いかなぁと感じたのですが、宮本さんのパズルを息子が気に入って続けているので、こちらも読んでみました。算数は、より良く生きていくための考える力を養うために必要なのだという事を、子供達は早めに知っておいた方が良いと改めて思いました。2015/04/21
Tarou Kawachi
3
■宮本さんは、ある意味最強の教育者だ。●宮本算数教室は、自分で考え、判断し、結果に対する責任を負うことを身につける塾●ルール①叱らない②宿題を出さない③授業は1番できる子が飽きないペースで進める④授業について来る気のない子は放置する●授業の特徴は「教えない」こと●言われた通りにやるより、自分で工夫してやった方が面白い●ダラダラする時間があるからバリバリと仕事ができる●反抗は自立と成長の証●計算の速さ<考える深さ●人は失敗や挫折から学ぶ●算数による世界平和の実現▶カルチャーショック!!2011/11/19
のん@絵本童話専門
1
続編のこちらでは、特に聞き役に回り子どもに話をさせることの大切さが加わっている。厳しい算数教室だし、親はやきもきするだろうが、本物の学力が身につき、自立を促し、レジリエンスを鍛えてくれることだろう。今求められてい自ら考える力とEQ双方が伸びる教育だと思う。もちろん学習塾の中だから効く方法であって、家庭で真似しても同じ集中力、向上心、緊張感にはならないだろう。しかし、根本的な考え方のエッセンスは取り入れられる。環境と材料だけ与えて基本は放任。親の態度や口出しについて痛烈な批判をしている。い、痛い!2023/07/10
プラスM
1
この本の帯に書いてあることがすべてです。2010/07/13