内容説明
菊花結び、鶴結び、宝珠結びに五行結び――。あらゆる“結び”から超人的捕縛術までを操る、漢部紋重郎(あやべもんじゅうろう)は、江戸の花街・吉原で仕事をする結師(ゆわえし)である。ある日、金持の座興で花魁を縛るという依頼を受けた紋重郎は、特注の組紐を手に場に臨む。意外な事の成りゆきと、あらゆるものを結び、解く、神業が連続する痛快書下ろし長編時代小説! (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKI
9
積本崩し。主人公が自分で言う程の大物に感じられなかったのと、タイトルが合ってないような感じが…ひよちゃんの夢見の部分はまぁまぁ良かったかな。主人公の活躍よりも、江戸時代の札差業に興味がわきました。2019/06/10
Darbytime
1
主人公がおじさんやお姉さんたちを結び解き縛る話。心の糸というのは比喩だと思ってたけど、特殊能力かよ。2013/06/27
いえのぶ
1
石月さんの著書は初めて。ちょっと不思議な世界。主人公は結師(ゆわえし)という職業。いくつかの問題を最後にまとめきったのはすごいが、ちょっと無理がある。その無理やり感も面白み。2012/02/11
からおの
0
かぶいた主人公の、人情物。2016/08/01