ハーレクイン 異国の薔薇

著者名：ナリーニ・シン【著者名】/山田信子【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596511287

内容説明

ヒーラは砂漠の王国の豪商の娘。厳格な父親の支配のもと、自由を奪われて生きてきた。父親にとっては美しい娘も商売の道具の一つにすぎない。ヒーラは結婚相手までも父親によって決められ、交際の期間もないまま、結婚式の日を迎えることになった。愛をささやかれることも、夢を語り合うこともなく。バルコニーから月明かりの庭にいる彼を見たことがあっただけ。花婿はアメリカ人ビジネスマン、マーク・ボルドー。彼の鋭い目の光に、ヒーラはなぜか熱いおののきを覚えていた。★人気急上昇中のナリーニ・シンの新作をお届けします。本作には作家からの特別メッセージがついています。お見逃しなく！★

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

再読。夫婦としての仲が深まりつつあるのにそれだけでは満足できないヒーロー。政略結婚なんかじゃない。言葉を交わした訳でもなく、近くで顔を合わせた訳でもないけれど、初めからきみに恋していたんだー！って叫びたいヒーローの葛藤がおいしい（笑）。自分の愛情を自覚してしまうと相手からも同じくらいの気持ちを返して欲しいのが人情。そのための歩み寄りの第一歩を自分から、っていうのがいいわ。( *´艸｀)

2015/01/07

[ちゃろ]

⭐️⭐️⭐️ヒロインが中東系でヒーローがアメリカ人。ヒロインの会話や物の考え方が異質で違和感。契約結婚で二人とも一目惚れっぽいのにお互い敬遠しあってなかなか距離が縮まらない。後半はヒロインが頑張った感じ。なんか不思議な雰囲気を醸し出す本でした。

2015/04/23

[kyara]

シーク物は食傷するくらいあるけれど、アラブ系のヒロインて珍しいかも…ヒーローは這い上がり系のアメリカ人。戸惑いながらもきちんと向き合う二人が良かった。

2011/08/28

[ひまわり]

文化も習慣も違う２人が歩みよっていく過程がよかった。　お互い家族から大事にされず育ったからか、相手を信じられずすれ違うのが切なかった。

2011/01/06

[びわ]

出だしで躓いたせいで、お互いにツンケンしながら始まる結婚生活… ヒロインが頑張らなかったらハッピーエンドにならなかったかも？だんだん歩み寄っていく感じはよかった。美女と野獣なカップル？

2013/04/08