少女たちの冒険 : ヒロインをジェンダーで読む

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少女たちの冒険 : ヒロインをジェンダーで読む

  • ISBN:9784889780659

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内容説明

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ヴィクトリア朝社会が強化した女性に対する規範が綻びかかった1870~1900年代初頭の間、子供の物語の書き手として創作活動に従事した主に女性の作家たちが、おとぎ話、ファンタジー、少女小説の中でどのようなヒロインを描いたかをジェンダーの視点で考える。

目次

1 ヴィクトリア朝時代のおとぎ話(教訓的なおとぎ話
風変わりなお姫さま
お姫さまは森の中で)
2 児童文学における少女(子ども部屋の反乱
自伝を語る少女たち
冒険する少女たち)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば

0
面白かった。軽んじられていたおとぎ話・ファンタジーが再評価され、家父長制ガチガチのヴィクトリア朝の教訓話として少女たちに「忍耐」「優しさ」の美徳をすりこむものに利用され始めたところから、段々と、ものを書く、男性の領域だと思われていた言語活動の力を持つ女性たち(そして一部の賢い男性たち)によって、少年の美徳とされていた「勇気」をもつ少女たちがこうした文学ジャンルの中に描かれて行く様が、様々な作品を例に紹介されている。少女の活躍の場の多くがファンタジーだったのが、やがて現実世界の中で冒険し始めるのが嬉しい!2015/04/02

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