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内容説明
日常生活やビジネスに必要なことはすべて「戦術」に詰まっている! 本書は、元自衛隊作戦参謀である著者が、自ら考案した本格戦術シミュレーション60題を通して、「戦いに勝つための9原則」[(1)「目標の原則」 (2)「統一の原則」 (3)「主導の原則」 (4)「集中の原則」 (5)「奇襲の原則」 (6)「機動の原則」 (7)「経済の原則」 (8)「簡明の原則」 (9)「警戒の原則」]を解説したものである。「戦術」は決して特殊な知識ではない。人間社会やビジネスの世界において、かなり有効な要素を含んでいる。「他人と意見が食い違った場合、どうしたらいいのか」といった日常生活で出合う出来事から、「勝つための目標をどう立てるのか」「急激な戦況の変化にはどう対応するか」などビジネス上の問題まで「戦術」はあらゆる状況・場面に応用が利く。現場は刻々変化している。普通に行動したことが戦機を生んだり、危機を招いたりする。冷静に分析しながら的確な判断力が身につく本。
目次
第1章 戦いに勝つための9の原則
第2章 基本演習―敵と味方を考える21の質問
第3章 集団における命令の下し方
第4章 『Simulation1 中川盆地における戦闘』―問題解決の思考順序を学べ
第5章 『Simulation2 海に浮かぶ、仮想島“Q島”』―少人数をひきいる現場指揮官の決断
第6章 『Simulation3 Q島における三鷹戦闘団の戦い』―大組織を動かす指揮官の決断
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norykid
14
古代戦から近代戦まで、一般向けとしては詳細すぎる書。歩兵の横陣、縦陣、射行陣、鈎形陣、弾丸陣。包囲機動、迂回機動のあり方。渡河戦での後退配備方式、隘路での待伏せ陣。膨大な図表で説明。漫画における戦術的表現に一線を画した『キングダム』に出てくる昌平君の軍師学校みたいだ。あの漫画には主攻と助攻、射行陣、隘路戦や電撃戦の記載は多かった。そのへんは全てカバーされているし、近代戦での機甲兵力や航空兵力なども詳細に実際の戦闘を例に記述されている。どの地点で渡河するのがベストか選択せよ、などの例題が満載で面白い。2016/03/13
kubottar
8
表紙が懐かしのアドバンズド大戦略で思わず手に取りましたが、中身は硬派な戦術本です。シミュレーションゲームでは適当に駒を配置していましたが、この一問一答式の問題集をやれば戦略と戦術のレベルが1つ上がる。2012/04/03
ue3104
7
元自衛隊陸将補が、本物の戦争における戦術や指揮のあり方を書いている。馴染みのない言葉が多くて読むのに苦労するけど、ビジネスにも応用できる考え方も多く、参考になった。特に命令の与え方などはさすがだった。2023/05/29
めいけふ
7
もっともっとここに書かれているような問題を解きたい。楽しくて仕方ない。ビジネス書ではないが、学ぶことがとても多い本。2013/04/19
はち
6
諸君、私は戦争が好きだ。と言ってもこういう戦術論を読んだり戦史ものを読むのが好きだ。この本は珍しくクイズ形式で最良の戦術を考えることが出来るので貴重。300ページ程度とは思えない脳の疲れが心地良い。判断力を養うには戦術から学ぶと良い。2012/09/05
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