内容説明
慶長4年、秀吉亡き後、家康は着々と天下取りへの画策を始めた。叔父の前田利家から病床に呼ばれた慶次郎は、利長の後見人として十万石と兵馬を託される。ここに旧知の石田三成、直江兼続、大谷吉継らと共に反家康を掲げた、大いくさの火蓋はきられた!!
感想・レビュー
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真中優津樹
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病床の利家から十万石と前田軍の指揮を任された慶次は、利家の死後、天下獲りへの野心を剥き出しにした家康に利長を総大将として対峙、不利と思われた関ヶ原・清洲の戦いで勝利を収める―――という話なんですが、西軍贔屓なら面白く読めると思います。但し上杉・毛利贔屓の方にはあまりオススメはしません(苦笑) 主人公の慶次が魅力的なのは当然として、利長が非常にいい味を出してます。前田家贔屓の私としては嬉しい限り。最後の最後でとんでもない告白をしたりしますが、其処が根底にある事によって色々納得できる部分も在り。2007/04/13
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前田慶次が前田家に帰参し、前田家と共に家康に立ち向かう架空戦記。自分的には何度か読みたくなる良本です。2010/08/11