内容説明
高潔な聖職者だった父親の死後、エマ・リンに遺された財産はほとんどなかった。自活することを余儀なくされた彼女はかつて自分の子守をしてくれたマーサ・ラッジのもとへ身を寄せ、得意な料理の腕を生かしてラッジ夫妻の経営する小さな宿屋で働き、生計を立てていた。そんな折、ベネディクト・グラントリーという貴族が宿を訪れ、たちまち村人たちの耳目を集める。でも……あんなに都会的で洗練された人がいったい何をしにこんな田舎までやってきたの?エマの興味は尽きなかった。★お待ちかね、アン・アシュリーの新作をお届けします。彼女の持ち味であるミステリアスな作風が極上のワインのように効いて、格調高い物語に仕上がっています。この春、一押しのリージェンシーをどうぞ。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
11
タイトルが好みだったので手に取ったけど、中身はイマイチ。あらすじはともかく、1ミリも心を動かされないこの感じの話運びはもしや....アン・アシュリーだった。この作家さん、相性悪いから避けることにしたんだった。2023/08/08
mana
1
不審死の謎を解くため、地方に訪れたヒーロー。その村の宿で料理番をしていたのは、美しく聡明な女性だった…。ヒーローが完璧すぎる。ミステリとロマンス要素がほどよい。身分差の恋の行方も気になり、最後まで楽しかった。★★★★2020/10/26
矢田ふみえ
1
身分違いかと思ったが、さほどでもない。もとをたどれば、聖職者の令嬢と。殺人事件が、からむけど、まぁこんなものかしら。2016/08/07
くろうさぎ
1
なかなかなさそうなシチュエーションのヒロインでした。事件が解決していく様はよかったですが、、やっぱり軽率だったようですね。甥のハリーよ!しかし、ヒーローの憤怒と鬱憤を姉にぶちまけたヒーローいいぞ!2010/07/04
ちい
0
なかなか面白かった。程よくミステリ、程よくロマンス。人物の心の変化が無理なく読み進めました。私のハーレクインのイメージを好い意味で払拭した作品。2015/03/27