内容説明
「二千百ドル!」競り台に上がった一枚の絵を見て、キャシーは思わず値をつけていた。それはダンの絵だった。描かれているのは、あのアトリエから見える風景に違いない。アトリエ――ダンが絵を描き、わたしがモデルを務めた場所。ふたりの恋が始まり、終わった場所。どうしても、この絵がほしい。が、付け値はどんどん上がっていく。キャシーが諦めかけたとき、「五千ドル!」と声がかかった。次の瞬間、ダンの姿が目に飛び込んできた。
感想・レビュー
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やまと
4
正式に離婚が成立していないのヒロインの付き合っちゃダメ出だああ。 お話は面白かったけど、いい加減なヒーローがダメダメ 一途に思いつづけたヒロインが可哀想すぎます2015/07/14
ちゃろ
3
⭐⭐⭐再読。シークレットベイビーもの。でも9年は長いよね。ヒーローには当時別居状態とはいえ奥さんがいて、手紙ひとつで別れを告げ9年たってヒロインの前に現れたら、そりゃ、誰だってビックリするしヒロインの反応は当たり前。ヒーローには当時の別れにはそれなりの理由があったみたいだけど、ちょっと虫がよすぎるかな。ヒロインのつれない反応に悩むヒーロー。2014/04/06