角川文庫<br> 陽のあたる坂道

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角川文庫
陽のあたる坂道

  • 著者名:石坂洋次郎
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041095249

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内容説明

女子大生・たか子は、経営者・田代の娘の家庭教師になった。裕福で幸福そうに見えながら出生の秘密を抱えた田代家は、優等生の雄吉、型破りの信次、足の悪いくみ子が、明るく寄り添って暮らしていた。人生を肯定的に切りひらこうとする信次と、まっすぐな性格のたか子はやがて心を通わせるようになるが――。奔放で闊達、自由な空気に満ち溢れた、胸のすく青春文学の王道!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

37
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/10/post-cda947.html2020/10/09

しーふぉ

21
石原裕次郎で映画化され大ヒットした青春物語ということで60代以降の人には馴染みあるタイトルなのかな。青春物語というより昼ドラといった印象。王道のストーリーが心地よく楽しませて貰いました。2016/05/15

17
昭和31年に掲載された本らしいので、今では考えられないような差別用語や非常識を考慮しなければならないものの、清々しいほどのド直球、青春小説。裕福だが様々な問題を抱えている田代家。そこに家庭教師として、たか子が訪れたことから物語が始まる。まず登場人物の会話がなんかセンスがあるというか、キャッチーでイキイキしているので、性格や個性を際立たせる役目を果たしている。家族、仲間、ぶつかり合いながら、皆が心を通わせていく。ベタだけれどもその様は読後も余韻に浸れるものである。個人的には母のみどりさんがいい味だと思う。

loanmeadime

14
私が知っているのは有名な石原裕次郎主演の映画ではなく、石坂浩二さんと田村正和さんが和泉雅子さんを取り合う1968年のNHKのドラマです。結末が判っているので、ストーリーより"最早戦後ではない"と言われた昭和30年代前半の風俗などを子供時代に見た風景などとすり合わせて、感じるという懐かしいような、よく判らないような作業を続けました。東京の坂、大阪の高低差と個人的に立てた小企画の一つとして読みました。齋藤飛鳥さんの写真集でも眺めれば完璧ですが、図書館にあるかなぁ。2023/03/09

ボトム

12
主人公が関わることによって良い方向に動き出す王道物で嫌な感じがなく、当時の暮らしぶりや考え方などの興味深さも相まって面白かった。2020/11/23

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