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内容説明
「匠」と「区」は同じ部首? 「法」にはなぜサンズイがついている? とても口に出せないある行為を形にした部首とは? 漢字を知るうえで部首の知識は欠かせないが、部首は全部で二百種類以上ある。「サンズイ」や「手偏」など有名なものから「音偏」「鼎」など知られざる部首まで、五二の部首について、その成り立ちやその部に属する漢字のエピソードなどを披露。楽しい部首ワールド第2弾。
目次
1画
2画
3画
4画
5画
6画
7画
8画
9画
10画〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
解体工事
10
前作と同じく,部首についての本です。部首にまつわる話を面白く紹介してくれていて,読んでいて楽しいです。一般人が使う最も使いづらい辞書「漢和辞典」。部首で引こうとしてもどの部首なのか、画数で引こうとしても何画かわからない。そんな部首のはなしを大学の講義で雑談を聞いている感じです。「|(たてぼう)」「、(てん)」「韋(なめしがわ)」「网(あみがしら)」「鼎(かなえ)」。こんな部首があるの、みなさん知ってました?部首は全部で200種類以上あるので、すべてのエピソードを記してくれるのを楽しみにしてます。2018/11/15
とりぞう
3
男女の性的交渉をそのまま描いたのが「色」である。これは前屈みになってひざをついた女性の後ろから男性がおおいかぶさっているさまをかたどった字です。なんていう話など。2018/04/23
金監禾重
3
特に興味深いのは漢字の変遷。欠(ケン、あくびするの意)という字は缺(ケツ、かけている)に乗っ取られた。日本では缶という字も同様で、本来フと読む字(壺を用いた楽器)だが罐(カン、円筒状金属容器)に乗っ取られた。寺という字は本来「ものをもつ」という意味だが、後から生まれた「施設、てら」という意味に乗っ取られ、本来の意味は手偏が付いて「持」となった。字を組み合わせることで新しい字を生むことができる漢字ならではの特性だろう。漢字は商代の草創期から、常にダイナミックな改変を受けながら脈々と続いている。2018/01/21
がっちゃん
2
簡単にして、便利にする。その代わり、失われるものもある。いいことばかりではないんだなあ。この本を読んで、そう感じた。余談だが、「色」の字源については必読(笑 思わず膝を打った。2013/05/04
くるみ@柳
2
前回同様、「最近の若い者は…」が多くてげんなりする。その話がしたいなら違う本でやってくれ。2009/09/23