角川文庫<br> レキオス

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角川文庫
レキオス

  • 著者名:池上永一
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 特価 ¥440(本体¥400)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043647026

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内容説明

舞台は西暦二〇〇〇年の沖縄。米軍から返還された天久開放地の荒野に巨大な魔法陣が出現する。一〇〇〇年の時を経て甦る伝説の地霊「レキオス」を巡り、米軍、学者、女子高生、ユタたちが入り乱れ、ついにその封印は解かれてしまう――。大いなる魔法が完成するとき、人々はそこに何を見るのか? 時空を超えて弾け飛ぶ壮大な物語世界がついに電子化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

87
のっけから化物は出るわ戦闘機は出るわの大騒ぎ。米軍、中世の秘密結社、CIAにユタ…基地の町を舞台にしっちゃかめっちゃかのSFアクション?ファンタジー?日本語英語ウチナーグチが入り乱れ、時空も飛び越えての乱戦だ。無茶苦茶だけど、たくさんの仕掛けが作用して畳み掛けるようにラストに向かう様はすごい。ドクターのご乱行もすごい。出てくる人みんなクセがすごい。男性向けのコミックみたいだと思ったら、とっくに漫画化されてた。2018/04/03

翔亀

32
【沖縄15】本書はかつて「SFが読みたい!2001年」で国内2位を獲得した作品だ。じつは以来積読していた。怪獣+呪術+歴史改変+物理学の混淆怪作、帯には「マジックリアリズム」とある。レキオスとは、ポルトガル語で琉球のこと。大航海時代のトメ・ピレス「東方諸国記」(16世紀初め)に出てくる。SFとしても面白いが、沖縄の歴史と現実を知るとなお楽しめる。積読しておいてよかったと思う。■怪獣とは、沖縄古来のカミであり、呪術とはユタだ(このあたりは作家のお得意)。これに加わるのが、本土復帰がなく米国占領が続くと↓2021/11/03

MarsAttacks!

18
2000年の沖縄を舞台に、地霊レキオスを巡り、米軍・秘密結社・CIA・女子高生・ユタたちが入り乱れ、魔法や科学そして時空をも巻き込み、破天荒な物語を描き出しています。作者独特の登場人物たちの大暴走、そして内容も暴走気味、でも確り計算されているのか?破綻なく物語が終わります。このノリについていけるか?いけないかで、評価が分かれる作品でした。ちなみに僕は前者です。あと沖縄の基地問題にも触れています。これは難しいですね。2012/11/25

ソラ

10
ジェットコースターのような勢いの作品で一気に読み終わってしまった。周りがぶっ飛んでるおかげで主人公が薄かったかな…。2022/05/28

嘉江☆海★山♫

10
池上ワールド脱出(笑)夢中で読んでしまった。「シャングリラ」みたいな面白さもあったけど、時速165キロの剛速球すぎて、ムズカシカッタ。池上さんの作品大好きだけど、わたしはやっぱりオキナワン・マジックリアリズム系がいいなあ╰(*´︶`*)╯♡「レキオス」も「シャングリラ」みたいなアニメの方が楽しめそう♫2018/09/07

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