内容説明
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知識人とは誰か。人々との関係はいかにあるべきか。知識人が負う責任とは何か──。ベトナム戦争から連続するアメリカの戦争政策を批判して戦争と知識人の関係を問うチョムスキーの政治哲学の原点。浅見克彦、上野俊哉らの知識人論も所収する。
目次
第1部 知識人の責任 ノーム・チョムスキー
第1章 知識人と学校についての考察 清水知子 訳
第2章 知識人の責任 浅見克彦 訳
第3章 抵抗について 野々村文宏 訳
第4章 「抵抗について」の補遺 野々村文宏 訳
第2部 「知識人」という文体
第1章 普遍的知識人の現在 浅見克彦
第2章 チョムスキー、知識人の十字路 上野俊哉
第3章 音の不服従、映像の不服従 野々村文宏
訳者あとがき 浅見克彦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
12
非常に高度な事が書いてあるが、各地の事情や各人の行動をあまり知らない自分からしたら、へーそうなんだくらいにしかならず、チョムスキーの言いたいことが上手く伝わらなかった。もっと色々な事を勉強しないとなと考えさせられる本だった。2016/11/29
親橋白金(実は加藤國康)
0
「知識人は、政府の嘘を暴き、その理由と動機、そしてしばしば隠されている意図に則して行動を分析すべき立場にある。」2012/03/08
惰性人
0
自分はイラク戦争に反対でも、我々の税金はアメリカを支援するために使われました。我々に責任はあるのでしょうか?この本はベトナム戦争に関するものですが、現代に重ねて考えることができます。2008/12/23
ゼロ投資大学
0
戦争をはじめとする諸問題に対する知識人の責任を問うた書籍である。知のシステムにアクセスできる者として、一定の権力や発言力を持つ者として、知識人が社会に対して果たすべき役割は大きい。2021/08/26