集英社新書<br> 必笑小咄のテクニック

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集英社新書
必笑小咄のテクニック

  • 著者名:米原万里【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 集英社(2015/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087203233

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内容説明

佐藤優氏推薦! 短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。詐欺にも似た、相手を錯覚させる方法、同じ内容の順番を変えるだけで悲劇が喜劇になる方法、マクロとミクロを反転させる方法など、思いがけないオチをつけるテクニックをマスターして、窮地に立ったときこそ、周囲に笑いを呼び込もう!【目次】第一章 詐欺の手口/第二章 悲劇喜劇も紙一重/第三章 動物と子どもには勝てない/第四章 お株を奪って反撃/第五章 木を見せてから森を見せる/第六章 神様は三がお好き/第七章 誇張と矮小化/第八章 絶体絶命の効用/第九章 言わぬが花/第十章 悪魔は細部に宿る/第十一章 権威は笑いの放牧場/第十二章 耳を傾けさせてこその小咄/あとがき

目次

第一章 詐欺の手口
第二章 悲劇喜劇も紙一重
第三章 動物と子どもには勝てない
第四章 お株を奪って反撃
第五章 木を見せてから森を見せる
第六章 神様は三がお好き
第七章 誇張と矮小化
第八章 絶体絶命の効用
第九章 言わぬが花
第十章 悪魔は細部に宿る
第十一章 権威は笑いの放牧場
第十二章 耳を傾けさせてこその小咄
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

392
あの風体の(失礼!)ロシア人のどこからそんなユーモアが生まれてくるのかと不思議なくらいなのだが、彼らのアネクドートは絶妙の面白さだ(当人たちは面白いどころではないのだが)。本書は、米原万理さんによる(主として)ロシア、東欧小咄の解説書。分析そのものは常識的だが、エッセイ部分はなかなかに辛辣で小気味よい。特に日本に対してはそうだ。本書ではアネクドートばかりではなく、エスニックジョークやその他の笑話も紹介されているが、やはりアネクドートこそが真骨頂かと思う。2018/08/16

たらお

25
読みながら、「あー、これは世界のジョーク集を分類、解説したものだ」と思う。この手のものって文章で読んでしまうと案外面白みがない。落語と同じで、話しているのを聞くことで話し手のキャラクターとも相まって、ほっこりしたりするものだ。だから、脳内で誰かが話していることに変換しながらの読書。小咄(小咄に限らず何らかの面白話)をストックしておき、それを強引にもっていかず、場に合わせて抽出したりなんかすると周りも「お~」と思うわけですな。この本でも米原嬢らしく、オチるまでの話の構造を分析している。2018/02/12

鱒子

25
kindle本。東西の笑い話をたくさん集め、そのテクニックを解説しています。面白くてニヤニヤしちゃったのですが、例題をあげてその上笑い話を作ってみてねという箇所がうまく思いつきません(汗 つくづく自分は受け手側の人間だなーと再確認。「ほーなるほどー」と終始頷いてばかりの本でした。2016/07/03

けんとまん1007

25
ナルホドなあ~(^^)ちょっと前の本なので、懐かしい部分もあるが、それもまたいいかも。というのは、ある程度時間が経過することで、その時の評価もわかりやすくなっているからだ。それはさておき、テクニックにもいろいろあると納得。オチが想像できるのも、まあまああって、そういうパターンでいくといいんだなと思った。使えるな、これ(^^)2012/01/07

ひろ☆

24
笑い、オチには型があり、その解説。これがしゃべれるひとは、センスなんだろうな。2014/08/11

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