内容説明
DVDやCSTVなどで膨大な数の映画が楽しめるようになった今、何を観ればよいか迷っているあなたへ贈る究極のシネマガイド。気鋭の実力派評論家が、間違いなく「面白い!」作品を精選。ビリー・ワイルダー、クリント・イーストウッド、成瀬巳喜男作品など、古今東西の傑作・快作・異色作を見逃さないために、ぜひ手元に置いておきたい1冊。従来の映画ファンはもちろん、ビギナーの入門書としても最適。
目次
1月 イーストウッドとシーゲルの月―闊達
2月 ヒッチコックと成瀬の月―熟成
3月 ルビッチとスタージェスの月―哄笑
4月 コッポラとアルドリッチの月―戦闘
5月 ワイルダーとオフュルスの月―陰翳
6月 深作と黒澤の月―混沌
7月 ライミとヴァーホーヴェンの月―怪力
8月 ミリアスとハンソンの月―曲者
9月 キューブリックとアルトマンの月―妖気
10月 小津とフォードの月―沈着
リンチとバートンの月―暗黒
ロッセンとふたたびイーストウッドの月―薄暮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
64
昔、3日に一本ビデオを観た時があった。それでも年に100本、この本は365日に一本見るとして著者がおすすめの映画が紹介されている。実際観るとなると集中力がそれなりに必要。しかし机の上のパソコンや本にペットのCDにスマホetc。気を散らすものが我が身には多すぎる。宝くじでも当たったら映画鑑賞室のようなものをつくってみたいなー。この本に載っている映画を順番に見るのも悪くない。ただそのぶん本を読む時間も減ってしまうと実現しそうにないことを考えてしまった・・・・図書館本2016/08/26
FK
3
少しずつ読み進めて(さすがに一日2本ずつ)、ようやく読了。その理由の一つは、読んでみて観たいなと思ったら早速あるかどうかチェックするからだ。アマゾンプライム・中古・新品の順で。以前はツタヤでもレンタルしたが今はやめた。なかなか無いのだ。365本のうち観た(読んでから観たのも含め)のは、64本だった。著者の好みが濃厚に反映された選択で、私も好みが偏向しているから読んでもピンとこないものが結構ある。だからここに紹介されたすべてを観ようなどとは思わない。また時間が経てば、興味を惹かれることもあるかもしれないが。2021/03/10
Gen Kato
3
未見の作品に手をのばしたくなるのはもちろん、観たことのある映画についても、解説を読みつつ「あ、そういう観方もあるか」と感心したり「そうかなあ」と首を傾げたり。けっきょくまた次々と映画が観たくなる魔性の本。2021/02/28
yunomi
0
週刊文春の新作映画寸評欄で、他の評者とは段違いの文章を書いている著者の、ツボを押さえた映画評がたっぷり読める贅沢な一冊。それにしても、ここで紹介されている365本の映画の内、観た事があるのはたったの54本だけだった。反省。2012/12/29
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