内容説明
ウィラは、自宅の前で誘拐されそうになったところを以前から顔見知りだったグリフ・フォーチュンに助けられた。初めて会ったときから、ウィラはグリフに思いを寄せてきた。だがなにやら危険な仕事についているらしい彼は、仕事については決して話さず、心を開いてもくれない。グリフはウィラの身の安全を確保するため、彼女を郊外の人里離れたコテージへ連れていく。これからしばらくのあいだ、二人きりでそこで過ごすのだという。ウィラは二人のあいだに徐々に情熱がめばえ始めるのを感じるが、グリフはなぜかかたくなにウィラを拒否し続けた。■脱走犯クリントがついに動き始め、危険にさらされるウィラをグリフは必死で守ります。そんな状況でめばえた二人の恋ははたして……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
4
このシリーズやっと終わった。多分四年ほどかけて読み終えてるので、中盤あたりがあやふやで、最後に大団円になってるんだけど、誰がどんなエピソードだったのか覚えてなかった…このストーリーはヒロインが魅力的で、自立心が強いんだけど、自分が悪いと思えばすぐに謝るし、むやみにヒーローに逆らって喧嘩もしないので、好感を持てた。ヒーローの方が逃げ腰だけれど決してチキンなわけでもなく、自分の出生が分からず、養子ということで常に家族の影になってきた習性からだと理解できた。事件の終わり方が呆気なかったけど、私には丁度いい感じ。2018/06/19