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内容説明
鬼才パラジャーノフの弟子が、平和を求めて日本から世界の紛争地に芸術の種を蒔く! 「私は、1964年に内戦の国コロンビアに生まれた。映画を学ぶためにソ連にわたりパラジャーノフ監督に出会った。彼と彼の作品は、私に民族と宗教の問題への洞察力、芸術は国境を超えるという真理、そして子どもの芸術の尊重を教えてくれた。また、ソ連はイデオロギーの終焉とそれによってナショナリズムが再現されていく過程を見せてくれた。そして、私が『平和の秘訣』を求めてやって来た日本は、平和とはなにかということをあらためて考えさせてくれた。本書は、そんな私の経験をベースに、世界で起こっている紛争について、そしてその紛争の被害者へのNGO『国境なきアーティストたち』の活動についてまとめたものである」(本文より)
目次
第1章 共産主義と多民族の国家・ソ連(出会い パラジャーノフという人 パラジャーノフの映画と民族 ほか)
第2章 日本の平和の秘訣(コロンビアから日本へ 「形の帝国」日本 空爆下のコソヴォで ほか)
第3章 国境なキアーティストたち(分断された町・コソヴォ メリークリスマス!東ティモール ユーゴ、そしてカフカス地方を巡る ほか)