内容説明
他人を癒(いや)す笑顔で白瀬真透(しらせますき)が、アーチェリーで藤堂要平(とうどうようへい)が英聖高校に特待生入学して初めての夏休み。要平はインターハイを前に苛立(いらだ)ち、平安時代の陰陽師(おんみょうじ)・室野鷹羽(むろのたかは)と僕(しもべ)の妖魔・百舌(もず)から肉体を奪回した理事長・黒崎(くろさき)は悪夢にうなされ憔悴(しょうすい)気味。そんな時、小野篁(おののたかむら)が現れ、黒崎の悪夢は彼の肉体を狙う鷹羽の呪詛(じゅそ)が原因という。鷹羽の行方(ゆくえ)は知れず、すぐには行動を起こせない。要平と黒崎をリラックスさせるべく真透は「夏合宿」を提案。海水浴を初め思い切り遊んだその夜…黒崎は篁や魔物らが出入りする古井戸まで夢で導かれ正気(しょうき)づく。そこには狼の肉体を持つ鷹羽と醜怪(しゅうかい)な姿の百舌が! 両者に挟まれ覚悟を決めたそのとき…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuri
13
今作では海!合宿!要平の試合!と盛り沢山。支信理事長の身体を乗っ取った因縁の魔物とも決着が。楽しいシリーズでした。ところで後書きにドラマCDのお知らせがあったのですが、キャスティングが豪華過ぎてヤバかったです。まだどこかにあるかしら。探して聴きたい。2022/09/14
みっくん
1
前作で止まっているのと思っていたら、もう一作出てました。うーん、百舌が可哀想。と言っても、この人のは胸が痛くなるほどじゃないんだな。どちらかと言うと、鬼籍通覧シリーズのような厳しさの方がぐっとくる。2016/11/02
いんちょ
0
2006-02012015/05/17