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内容説明
畑村流理解力・創造力アップの秘訣を公開。人が「わかった!」と思う仕組みを解き明かし、さらに理解力向上のための基礎レッスン、理解から創造へつなげるための具体的な方法を「わかりやすく」解説。『失敗学のすすめ』『直観でわかる数学』の著者によるまったく新しい知的生産の技術。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
43
畑村さんの著書は結構わかりやすさがあり、それについて少しでも爪の垢を煎じてと思い読みました。よく図解をされていますが、この本にはあまり図はなく言葉での説明が多い気がしました。ただやはりわかりやすさというのは相手の水準などもよくわからなければいけないという気もします。「直観」と「直感」の違いが分かりました。2014/11/09
Lee Dragon
28
分かるということは自分の中にあるテンプレートをいかにして現実のものに当てはめるかという作業のことを指す。社会が我々に要求する能力は問題解決能力と、創造する能力である。前者に関してはいわゆる優等生が得意であるが、後者は体験が重要になってくる。問題解決能力に大切なものは構造化、およびモデル化である。情報を言語として受け取って、図や式として読み解き、そしてアウトプットとして言語で伝える。大学受験に於いて、モデル化の能力を最も育むことができるのが数学や物理ではないかと思った。イメージを記録することは大切。2016/09/17
カッパ
21
【149】356【◯】わかる技術とすることで身につきそうに感じる。わかるには基準、数量、体感とともに思い出すようにすることから始まる。わかったつもりにならないよう記録を残し整理して書くようにしていく。この要約や感想もアウトプットだ。わかるというのは奥が深そうだ。2017/04/22
ま
19
著者は日頃から理解するプロセスを非常に大切にされていることがわかる。何事もまず自分なりに予測する。自分がリーダーの立場に立ったらどんな判断をするか。そういった思考の積み重ねが直観力を養い、わかるための力が加速度的に強くなっていく。ググる前にちょっと考える癖をつけようと思う。わかり方の本というよりはどうわからないのかがわかるようになる本かも。2021/07/12
naji
18
何かを生み出したり、その過程で失敗したりする時、次の過程に進むためにはその事象をしっかりと理解する必要がある。本書は『わかる』ということの仕組みを知ることの必要性と積極的に活用することを述べている。なんでもわかりやすくしていくことではなく、多角的に視てどのようにすれば理解し使いやすくなるかと暗中模索した先にあるのが『わかった』ではないかと感じる一冊でした。2015/12/06