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内容説明
今日、日仏カップル、とりわけフランス人男性と日本人女性との結婚が増えているが、なぜだろうか。この現象から、現代日本人女性の問題、日本社会の現状、男女関係等を考える。
目次
第1章 日仏カップル誕生にいたるまで(二十組に一組は国際結婚の時代 「相思相愛」の日本とフランス ほか)
第2章 幻想としての日本人女性(魅了する日本人女性 耐え忍ぶ日本女性の美 ほか)
第3章 「パリに行けば何かある」幻想(フランスで新しい人に! 「自分探し」の舞台 海外メディアの日本評 ほか)
第4章 日仏カップルという誘惑(社会現象としての日仏カップル 女性による意志表示 ほか)
第5章 これからの女と男(フランス人妻の悩み こんなはずではなかった ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mochi
2
日本人女性にありがちなフランス人男性やフランス、パリへの憧れ。現実とのギャップに悩み、パリ症候群になる人も多いとか。痛いほどよく分かるけれど、でも、人生には夢を見ることも大事じゃないの?と思うし、夢を見るから人生を楽しめるのでは?とも思う。それに、フランス人男性はおとなしくてやさしい日本人女性が好みともあるけれど、自分の意見をはっきり言う人も好きな人もいるはず。2017/08/02
Yohei
1
★★★★☆日本女性はなぜモテるのか?という巷にありがちな問いを深い視点で回答した本。 「やさしいから」という理由は仏女性と向き合わない仏男性の未熟さからくる侮辱で、日本女性の未熟さと合わさり、国籍から相互のファンタズムを生み出したとしても、結局は問題となるとの指摘は興味深い。国際結婚も結局は相互の意思表示と理解を促すプロセスが重要であることを教えてくれる。2012/07/01
ふみ
1
フランスから日本に来る男性が多い事情やキャリアパスがよくわかりおもしろかったけれど、それ以外は、上野千鶴子さんの論調でエッセイ書いてみました、という。結局、高学歴高収入独身の自分賛美。「(大卒かつ留学経験があるので)高学歴、(パートよりは)高収入、(本人曰く)高い地位」の独身女性が、いかに主婦の人を敵にして自分のことを語らないと自分を保てない世知辛い社会状況であったかが、わかった。2010/08/02
ココ
1
あまり共感や現実味を持って読めなかったが(それほどフランスに憧れがないから?)、甘い幻想だけでは物事上手く行かないというのはよく分かる。何事においても共通することだが…。2012/02/26
ゆき
1
確かに、日本人女性のフランスに対する憧れは一種盲目的なところがあるかも。いろいろな観点から書かれていて興味深かったです。2010/11/18