中公新書ラクレ<br> 大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル

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中公新書ラクレ
大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 中央公論新社(2015/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121501950

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内容説明

「学力低下」はそんなに大変なことでしょうか? 「変な敬語」だって、気持ちが籠もっていない「正しい言葉遣い」よりずっと良いのでは? 大学に二十数年勤めてきて、一番感じていたことは、自分の意見はマイナーなんだな、ということでした――人気作家が語る「僕のいたところ」。学生、教育、研究……問いと答えを重ねるうちに、大学というシステムそのものの問題点が浮き彫りになる、今までになかった「大学論」!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

236
大学教授であり小説家の著者が大学で感じた学生さんの印象をまとめた一冊。今時の若者はという言い方では無いところに共感した。2020/05/06

Kiyoshi Utsugi

32
・【学生論】学生について話しましょう ・【大学論】大学って何でしょうね ・【研究者・教育者・作家】僕の話もするのですか? の三章から構成されています。 大学の助手から助教授になった頃(三十代初め)に、大学を辞める決心をして、小説を書き始めたということを知って、すごいなと思いました。 しかも小説家になって、大学の教員と掛け持ちを始めてすぐに、教員の給料の10倍の印税収入があったと御本人も言われており、ビックリでした。 それにしても面白い考え方をする人だなと思いました。2023/03/26

akira

29
新書第10段。 ラクレらしい内容といったところ。問答形式なので、森先生がうまく合わせて答えられている。 大学、研究、学ぶこと。先生の視点からよく言われる常識を疑っていく。気づくことは多い。しかし、結局は、自身が大学時代を思い出し、懐古したいだけなのかもしれない。それでも、ホワイトボードの前で、助教授の先生と数人の学生で時を忘れて議論し、気づけば夜が明けていたような経験は、今となっては得難い。 「組織も人も歴史に残るのは実は『名前』だけである、と僕は考えています。どうか名前を大切にしてください。」2013/07/08

幸猪

25
森氏の学生論がとても面白い。15年ほど前に語られた学生像だが現代では既に常態化されてるのでは?と思ってしまうほど一般的にも違和感が無い。又、大学論では卒論、修論、博論の差異を指導者側からの目線でわかりやすく説明している。そして何より印象的だったのは、本人は自分の意見はマイナーだと感じているようだが本書を読んだ限りでは全くそんな事はなく、自然体で素直にしがらみを排除してご自身が触れたものや経験値を信じて答えを出すというのが良く伝わってきた。素敵な方だなって思った。2020/08/13

yuki

21
いつものことだが今回も、なるほどと思うところがたくさんあった。 1.「『家庭は無条件に良いものだ。すべてを解決する愛の場だ』と考えることは、もうほとんど宗教の世界だと思います。」 2.「今の子供たちは、自分が観察したものよりも、人から聞いたものを信じる傾向にあります。」 3.「この頃の学生はテレビを見ているように講義を聴いているのです。」 また森先生が、小説で実在の人物をモデルにしたことはないと本書の中で語っているが、(犀川先生の)授業の仕方など、細部にはご自身のことを反映させているのでは?と感じた。2013/06/25

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