- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
おびただしい量の情報やモノに囲まれ、脳が悲鳴をあげている。現代人がより賢明に清々しく生きるためには、脳をどのように使いこなせばよいだろうか? その鍵は、森羅万象とのかかわりのなかで直面する不確実な体験を整理し、新しい知恵を生み出す脳の働きにある。本書では最新の科学的知見をベースに「ひらめきを鍛える」「幸運をつかむ」「他人とうまくつき合う」「チャレンジする勇気をもつ」など切実な課題にも役立つ、脳の本質に即した〈生きるヒント〉をキッパリ教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akira
23
久しぶりの新書。 脳の働きを医学的見地ではなく、科学的見地からアプローチする。様々な事象から導き出される説明は、興味深かった。 人生は、半ば偶然的にそして半ば必然的に起こるような出来事、すなわち偶有性をはらむような事象によって構成される。とりわけ、自身以外の他者はそのような振る舞いをするが、それが脳にとっては良いとのこと。いつも同じではあきるが、いつもよく分からないだけでも困る。 視点。行動。受け止め方。傾向としては知っておくこと。 「脳は、外界からの情報の入力がなければ、うまく働くことができません」2014/01/15
B.J.
11
●確実に不幸になる方法は沢山あるが、確実に幸福になることのできる方法はない。 ●整理術こそ現代の、読み書きそろばん :そもそも知識を「所有」することの意味は徐徐に小さくなってきている。知識は必要に応じて参照すればよい。情報そのものが欠乏していて、それを所有すること自体に意義があった時代は去り、むしろ溢れる情報を自らのセンスに従って「整理」する必要性が高まってきた。・・・本文より 2020/02/22
ペペ
8
何かを「発見」したりするよりも、すでに世の中に流通しているものを「整理」することが大事であると学んだ。偶有性という考え方は初めて聞いたが面白いと思った。2016/11/22
T坊主
4
書名に期待して読んだが、期待を裏切る本だった。ざっと読んだ。只”行動””気ずき”、"受容”が”偶然を必然にする”これを活かす準備が出来ているか、或いは事後にそれを活かす事ができるか。2010/11/30
はすのこ
3
我々は偶有性の塊だからこそ、面白い。個性が脳から見たら欠点であることも面白い。脳は奥が深い。2015/12/27