内容説明
精神科での診断困難例の典型とも言うべきボーダーライン。その病像を、さまざまなデータや事例をもとに明らかにし、社会とのかかわりについて言及したロングセラーの改訂新版。新しい研究成果を随所に反映。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
第1章 今なぜボーダーラインか
第2章 症例研究
第3章 ボーダーラインの実証的データ
第4章 ボーダーラインの家族
第5章 精神障害のいろいろとボーダーライン
第6章 ボーダーラインはどうして生じるのか
第7章 都市化とボーダーライン
第8章 ボーダーラインと創造性
第9章 現代社会とボーダーライン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
higurashi_jp
7
やはり和書のほうが読みやすい。 有名人の例があってわかりやすかった。 改めてボーダーラインとは難しい病気である。2017/10/23
Christena
6
境界性人格障害(ボーダーライン)について、いろいろな角度から分析した内容。また、ボーダーラインだと思われる、有名人のエピソードも興味深い。しかし、だんだん自分もそうなんじゃないかという気がして、気持ちが塞いでしまった。2014/01/18
キムチ27
4
世間の1割はボーダーじゃないの・・なんて感じてしまった。ねっ転がって読んで・・寒気がした1冊。
小鳥遊小鳥
2
ボーダーライン研究の日本人研究者の代表格という印象の著者。BPDだったと思われる著名人の事例を読んでも、「そうはいっても、才能を開花させることができるBPD者の方が少なくて、ひたすら本人もまわりも困るだけのケースが大多数だろうに……」と感じてしまった。2014/06/19
西
2
境界性人格障害の総論、プラス境界性人格障害を通して見る文化論。太宰治と井伏鱒二についてもう少し詳しく知りたくなった。2012/01/29