ビッグコミックススペシャル 蟲たちの家

著者名：楳図かずお【著】

小学館（2014/12発売）

• ISBN：9784091878939

内容説明

▼第1話／蟲たちの家▼第2話／目▼第3話／ロウソク▼第4話／きずな▼第5話／螺旋階段▼第6話／首▼第7話／夏の終わり
●あらすじ／ある日、不倫相手の羽奈子に、妻がいることを打ち明けた男。彼はさらに「妻は、今はもう人間ではない」と告白すると、いぶかる羽奈子を自宅へと連れて行く。その家はいつも真っ暗で、掃除もされていない室内はクモの巣だらけ。男が言うには、仕事が早く終わったある日、前もって知らせずに家へ帰ったところ、妻が男と密会していて、動転した彼女はクモに姿を変えてしまったというのだが…（第1話）。
●本巻の特徴／男女の心に潜む「恐怖」を描く傑作短編集、表題作「蟲たちの家」ほか全7編！　巻末には、映画監督・黒沢清が綴る「私のUMEZZ体験」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[DRAW]

怪物や異形が登場しなくてもこの怖さ

2018/02/05

[lily]

短編のひとつで、きずなが印象的。植物状態になった妻を介護していたと思いきや、自分が植物状態だったという話。臓器移植問題や脳死問題を語る上で参考になった。しかし、楳図かずおの絵は良い意味でいちいちくどい。

2014/03/25

[キイチ]

電子書籍で購入。 私自身が何か欠落しているからなのか、 どう解釈して良いか悩んでしまった。 どう捉えるのが正解かわからないが、 心に一番残った作品は、｢夏の終わり｣。 もう、なんというか辛い。 ｢楳図パーフェクション｣らしい。 これが電子書籍化しているなら、 ｢14歳｣も頼みたい。 ｢漂流教室｣もお願いしたいくらいだ。 本が厚すぎて、置場所に困るし、読むのも結構辛かったから。

2017/12/17

[Goldust]

楳図かずおに完全にハマッてしまった。青年誌に掲載されたもの7作を収録。

2010/07/08

[yom]

いろんな夫婦の形。人生の過ごし方。最後に「夏の終わり」を持ってくるのが恐ろしい。

2024/12/24