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内容説明
イノベーションとは、天才のひらめきではなく仕事である。みずからのアイデアと知識を行動に結びつけるうえで必要な技術のマネジメントを説く。ドラッカー技術論の集大成。
目次
1 文明の変革者としての技術(仕事と道具;古代の技術革命に学ぶべき教訓 ほか)
2 技術のマネジメント(知識労働の生産性;ベンチャーのマネジメント ほか)
3 イノベーションの方法論(方法論としての起業家精神;イノベーションのための組織と戦略 ほか)
4 世界観の転換(分析から知覚へ;知識の意味を問う ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とーんぷーん
13
技術者として勉強になるところが多い。今の社会では、イノベーションは当然のことであり、変化は常態であることを認識すること。新しい技術がでて、それが認識されるまでは時間がかかるが、認識されるとあっという間に広がっていくのは現代の社会の特徴。それが、AIやDeepLearningとかなのでは。そして5年もすればそれが当たり前になっていくのだろうな。イノベーションは仕事であるという認識はハッとさせられた。これからは、技術者は、知識をマネジメントする、起業家精神を持つというのが必要になっていくだろうな。2020/04/03
takam
11
難しいなぁという感じがしたものの、読み通した。テクノロジストとは技術分野に限らず専門知識を有する人材のことを指していると思った。知識とそれによって成し遂げられるイノベーションが今後の競争の源泉になるということを指摘しており、そのために必要なマネジメントと心構えが説明されている。はじめて読むシリーズにしては、既に"起業家精神"について何の前置きがなく登場しているため、ある程度ドラッカーの思想について知っていないと厳しいと思った。また時間をおいて読んでみる本として記録する。2019/06/20
ehirano1
7
テクノロジスト(技術者)をマネジメントするのではなく発展途上のテクノロジー(技術)をマネジメントすべし。ここでいうマネジメントとはテクノロジー・モニタリングのこと。つまり発展途上のテクノロジーを観察し、評価し、判定していくこと。つまりつまり、新規となりうるテクノロジー(=発展途上のテクノロジー)について、これからの影響を予測するのではなくテクノロジー・モニタリングのPDCAサイクルを回しなさいということ、と読んだ。2016/03/03
クロネコ団
4
結局教養は役に立って初めて輝くということでしょう?2016/10/17
ehirano1
4
再読で改めて印象に残った箇所は、”技術とはシステムである(p28)”、そして”技術とは機会であり責任である(p132)”へと繋がる展開でした。2016/03/21