内容説明
宇宙世紀0079、のちに“1年戦争”と呼ばれた時代。新兵器を実戦テストするジオン軍「第603技術試験隊」に参加し、血と涙と汗を流しながら戦場で散っていった人間たちの秘史がここに明らかになる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドウ
5
読書に対するモチベーションが低下してくると林譲治ノベライズのガンダムを読んでしまう(とはいえこれで最後なのだが…)。制式採用されることのない兵器のテストを行う部隊の物語。林譲治を好ましく思う理由に、単なるノベライズに留まらない、ガンダムの世界にリアリティを付与する描写がある。本書の冒頭、ジオンが経済的に独立していく背景をさらっと書いているが、これは現在ロシアに起こっていることそのものではないだろうかと思わされるなど。アニメを観ていても違う発見があるのはノベライズとして素敵過ぎる。2024/07/10
barcarola
5
試作兵器と、その試験の物語。技術的な点も詳細に書かれていてリアリティがあり、ドラマ性も素晴らしい。時代遅れとなってしまった戦車兵を描いた「遠吠えは落日に染まった」が好み。2024/01/14
ホームズ
3
バンダイミュージアムがあったころに見に行ったな~(笑)異色な感じで好きなシリーズでした(笑)小説のほうはそのまま小説にしただけって感じで特に目立ったところはない感じですね。挿絵も特に工夫は無いし。2009/08/04
dokuiriesa1
2
ジオンの新兵器の運用試験を実施する、第603技術試験隊の話。 ヨルムンガンド、ヒルドルブ、ヅダという本編では見ることのない兵器が出てくる。どれもデザインがかっこいいけれど何かしら問題がある。 ザクの偉大さを知れた。 新兵器を操る登場人物たちの生きざまがかっこよかった。2023/09/21
すいみん
1
アニメの補完が有り、理解が進みやすかった。 ヒルドルブって現地配備した後整備の部品とかあったんだろうか。特に足回りとか砲弾とか。 とりあえずジオンの野望で量産しておきますね2015/09/06