内容説明
商人になることを夢見て、旅先で知り合ったスタムとともに湾岸都市にやってきたレキ。そこは大商人のオーランドが冨を独占する世界。ふたりは賢者のもとへ行き、そこで「大商人の秘法」を手に入れる。それは正しく使えばとてつもない智慧を授けてくれる、成功への片道切符だった。レキはその中に隠された秘密の言葉を読み解きながら、これまで誰も想像もしなかった、新しい、そして終わることのない、「真の成功」への道を歩み出す。行く手をさえぎる数々の困難を、仲間とともに乗り越えながら。それはすべてを分かち合い成功を助け合う、「星の商人」への道だった……。
成功とは、実は追いかけるほどに逃げるもの。では、どうすれば成功のほうからやってくるのか? それは、他人の成功を自分の成功と同じように考え、そのために貢献すること。それがじつは、成功へのいちばんの近道なのです。
ライバルと競い、相手を負かすことで手に入れる成功という形ではなく、新しい形の成功。他人と争わず、助け合い、高め合い、分かち合う、1ステージ上の「成功」の方法。この物語を読むことで、その宝物が手に入ります。
本書は、あなたのために書かれた、「成功小説」なのです。
目次
1 湾岸都市の賢者
2 信じる者と疑う者
3 羊皮紙に隠された秘密
4 ソルフィ号の船出
5 バティス
6 レキネス
7 魔物との対決
8 星の商人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
78
レキの行動がPDCAになっていてなんだかスゴイと思いました。2023/12/05
あまね
23
面白かったです。『投資とは?』『大商人とは?』ということが、今更ながらよく分かりました。あっという間に読めますが、なかなか深いですね。本文とは関係ありませんが、『仕事は輝く』『星の商人』とも犬飼ターボさんと喜多川泰さんってなんとなく書き方が似てらっしゃるなぁと思いながら読了しました。2017/09/06
はる
13
確かに他人の成功が自分の成功になったら最高ですよね。でもそのためにはしっかりと相手を選ぶことも重要。成功の定義は一人ひとり違う。自分との成功の方向性がマッチしていないと意味がない。「自分にとっての成功って何だろう」って考えさせられた。2013/02/05
ベランダ
10
競争と共存のどちらを選ぶ?って話で、「当然共存!」と答える主人公に賢者が「どちらも正しい」とたしなめるところがなるほど〜と思った。傷つけ合うことになっても事情があってそうなってる。違法でなければ競争も賢いやり方かもしれない。違法性がないなら、裁いたり、罰したり、見下したりしたら傷が深まるばかりだ。傷ついてるから競争するんだろうね。競争社会も末期症状で私も傷が痛い。でも、復讐より相手に理解されることより自分が癒されることを選び、「ゆるし」を視野に入れる時だなあと思った。水島さんの毒親本にもそう書いてあった。2018/04/18
ルル
10
子どものとっかかり本としても良いカナ、と感じました(*^^*)2016/04/15
-
- 電子書籍
- 好きな子がめがねを忘れた 12巻通常版…
-
- 電子書籍
- 【デジタル限定】「SISTERS」Sp…
-
- 電子書籍
- 6階の厄介な住人たち 3 KoiYui…
-
- 電子書籍
- 篆刻 鑑賞と分析のコツ 深い理解が制作…