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内容説明
ふたたび、日本製造業の時代がやってきた! 一時期、猫も杓子も中国へというブームが作られたが、それが誤りであったことは今や明白である。やはり、日本は「ものづくり」なのである。しかし、そうはいっても、この間の動きで、レベルが落ちてしまった日本メーカーが続出しているのも事実。それはなぜか? 何を失ったのか? 勝ち組メーカーと負け組メーカーとでは何が違うのか?「誰にもできない仕事」を手がけ続ける町工場の希望の星と、元・通産官僚にして2700社以上の現場を訪問している中小企業の第一人者が、縦横無尽に語り合う。「『雑貨』がつくれなければハイテクはつくれない」「日本の協力会社こそ『神の見えざる手』だ」「ものづくりにおいて能力主義は『麻薬』と同じ」「『まごころ』の日本VS『厳罰主義』の中国」「『技』はこうして磨け」……。「ものづくり」はこんなに素晴しい! 日本の行く先は明るい! 勇気がわき出る必読の一冊である。
目次
第1章 日本の製造業を語る(大企業にモノ申す! 値段だけで勝負するような会社とはやらない 「金型の魔術師」が尊敬する企業 ほか)
第2章 機械を超える「ローテクの技」―超絶「金型」談義(「痛くない注射針」の技術論 「科学的な常識を超える」技の数々 経験と“気持ち”が生む信じられない精度 ほか)
第3章 日本のものづくりのために(お前、腕を磨け!―子供に目的を与えよ 一人前ということは永遠にない こうやって腕を磨いてきた ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
49
日本の製造業が発展した背景には著者のような金型を製作するような会社があってこそだと感じた。本書にも金型というのは黒子というのはその通りだ。最近はコストや納期を優先するために中国で作ることも多いという。しかし作ることはできてもそれをメンテナンスすることで品質を維持すことにまだ多くの課題があるようだ。大企業が全て自社でモノ造りはできないこと、機械化、電子化がいくら進んでもそれを考え工夫しアイデアで解決すること、それはこの先も人間の領域で間違いないと思った。「下町ロケット」に影響されて読んだ。図書館本。2015/12/05
メタボン
22
☆☆☆★ 元通産省の役人橋本先生と町工場職人岡野社長による対談。橋本さんがなかなかの事情通なので、対談もスムーズに感じられた。これからのもの作りは何と言っても、人材育成。2016/01/08
手ぬぐいゲッター
2
岡野さんの本を読むと、いつも元気が出る気がします。2014/08/23
Hajime Ito
1
痛くない注射針などで有名な町工場社長の岡野さんと通商産業省で中小企業支援を行ってきた橋本さんの対談。通り一遍の日本人優秀論ではなく個人の能力が同じでも中国のような諸外国と日本との大きな違いは対価の大きさで成果物が変わる労働ではなくより良いものづくりを目指す求道者的な「労道」ともいうべきところがあり、それが信用に繋がっていってるのが強みだというのは面白い指摘だと思います。2016/10/09
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