内容説明
★めくるめく展開と巧みな罠、徹夜必至の一冊!! ★「ジェーン? 大丈夫かい?」悪夢から覚めると愛しい夫の姿があった。夢のなかで迫りくるモーターボートのスクリュー、生々しい激痛の記憶……。幼いころの悲劇を乗り越え、彫刻家として名を上げたジェーンはハンサムな医師と恋に落ち結婚した。そして今、お腹には待望の赤ちゃんがいる。人生はまさに順風満帆だった“ボートの男”が再び現れ、彼女のすべてをおびやかすまでは。異色の作家が愛と狂気の狭間を描く傑出ロマンティック・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しるるん
5
10年以上前に「RED」を読んでとても面白かったのを思い出し、唐突に洋物に手を出してみました。 悲劇のヒロインが苦難を乗り越え成功したところから物語がはじまり、最愛の夫が殺人罪で逮捕されしまいます。このあと次から次へと事件がおこり、一生分の不幸を2週間で全部体験したかのようなスピード感あふれる内容でした。 ちょっと残念なのがボートの男の正体があやふななママで終わってしまうこと。あれだけ最初から引っ張っていたのだからそこははっきりしてほしかった。 2018/08/12
サティーシャ
1
妹のジェーンは15歳の時にボート事故で瀕死の重傷を負い顔に醜い傷跡が残り度重なる手術を経て、祖母の莫大な遺産を受け継ぎ、ハンサムな形成外科医のイアンと結婚し彫刻家カメオとして注目されている。異父姉のステイシーはダラス市警の刑事として働き、遺産はもらえず、恵まれた妹に羨望と嫉妬を抱いている。立て続けに女性が殺害され容疑者として夫が逮捕され、次々と問題が起こる。誰もが怪しくて展開が読めず、二人のヒロインのそれぞれの視点と行動が章ごとにかわり一気読みしました。2019/01/19
kaworu.
0
落ち着いて考えると、意外にたくさんの登場人物が死んでいることが分かってビックリ・・。2010/05/23