光文社文庫<br> 真理 - 長編ホラー小説

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光文社文庫
真理 - 長編ホラー小説

  • 著者名:加門七海
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 光文社(2014/01発売)
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  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334738891
  • NDC分類:913.6

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内容説明

亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。匿名の手紙、日に何十回もの非通知の着信、食べ物に繰り返し混じる異物……。二人の仲を邪推する森本の妻・真理の仕業なのか? それにしても、理屈では説明のつかないことが多過ぎる。深夜に襲ってくるこの異様な気配はいったい?  反撃に出る亮子。だが、本当の恐怖は始まったばかりだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

74
恋人と別れたのをきっかけに地元へ帰ってきた主人公。偶然、同級生と再会した事から生活が一変する。脅迫まがいの手紙や、日に何十回とある非通知の着信。こんな嫌がらせをされる覚えは全くないのに…。ただのストーカーや男女間のドロドロだけどはない。人間の憎悪や妬み、ひがみ、怨み、思い込みが招く怪奇現象だけでも怖いのに主人公自身、自分が正常なのか異常なのかの判断が出来ない怖さもすごい。902020/04/11

cryptoryou

43
先日、TVで恐怖映像の番組が放送されていたのを見て、久しぶりにホラー系の本を読んでみたくなり、手に取りました。妄想癖のある女性から、その女性の夫の浮気相手と思い込まれ、生霊?により呪われる1人の女性。なんの落ち度がなくても、一方的に恨まれて追い込まれてゆく恐怖を描いた作品でした。ホラー的な怖さはそんなに強くなかったけど、被害妄想的な人間の怖さは感じました。最近は現実社会でも、一方的な逆恨みによる、理不尽な傷害事件や殺人事件が多い様な気がします、やっぱり1番怖いのは、理屈の通じない、生きた人間ですね。2016/04/01

ヒロくま

27
普通に暮らしていた主人公が理不尽に追い詰められて行く様子は実に怖い。妄想も夢も異常現象も一緒くたになって責めてくる。いったいどうなっちゃうの?と気を揉みながら読み進め、最後は思わずため息。これ真相が分かったら解放されるのかな?と思ったけどイヤイヤ根の深い話し、そんな続きは無いかと想像まで暗くなってしまった。2016/08/11

ゆん

24
幼馴染との再会から始まった匿名の嫌がらせ。 相手の特定は出来たものの、そこからが悪夢の始まりだった…。 生霊?死霊?説明のつかない異様な出来事の数々に反撃に出たのだが…こ、この終わり方は予想外だった! ちょっと救いのないホラー。2020/05/23

Yun

24
地元に戻った安芸亮子は幼なじみの森本と再会する。その頃から匿名の手紙や、非通知の着信があり、森本の妻の真理が、嫉妬しているのではないかと考え始める。次第にエスカレートしていく現象に悩まされる亮子。そしてラストはそう来るかの展開。じわじわとやって来る恐怖にこちらもドキドキしながら読んだ。こう言う結末は想像していなかったので面白かった。2016/06/07

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