内容説明
「世界名作十大小説」に必ず入る『白鯨』。この物語は、魔獣モビイ・ディックへの単なる復讐譚ではない。時空を越えて現れる巨大生物が象徴するものとは何か? ここに19世紀から21世紀へ至るアメリカ文明史を、そしてグローバルな現代史をスリリングに読み解く。新訳相次ぐ現在、アメリカ研究の第一人者が満を持して贈る。
目次
第1回 世界はクジラで廻っていた(時空を超える『白鯨』 ニューヨーク作家メルヴィル 「明白なる運命」の光と影)
第2回 恋に落ちたエイハブ船長(神々の戯曲 エイハブ対モビイ・ディック 拝火教徒フェダラーとは誰か?)
第3回 核の文学、文学の核(復讐するは「我」にあり 米ソ冷戦時代の想像力 モビイ・ディック・リハーサル)



