内容説明
平穏なるときも、苦しきときも、永遠に変わらぬ愛を、誓います。中学校教員の夫と保育士の妻が営む幸福な結婚生活に、初めて訪れた試練が照らしだすものは……。野間文芸新人賞作家が「夫婦」を描く意欲作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
115
佐川さん‘お得意’の「夫婦のあり方」テーマな作品でした。今回は３０半ばの夫が教員と妻が保育士の夫婦です。夫の目線から語られる前半と、妻の目線から語られる後半、その境に些細なコトから夫婦喧嘩をしてしまい、キモチが離ればなれになる場面があります。‘良妻賢母’ならぬ‘良妻賢妻’であろうとする妻「美雪」が正直、自分にはイタイタしく、若干ウザったいと思えてしまいました。妻が自分が全て正しいと信じて疑わない、その強固？なメンタルに居心地の悪さを覚えました。夫婦のあり方は色々でしょうが、‘自然体’が一番なんでしょうね。2015/09/23
bingooo
1
★★★2018/12/09
ネリネ
1
特に感動もなく。平凡な人生を描いていてよ世の中の多くの人はこんなふうに生きているのでしょうね。2015/05/31
pyon
1
ほぉ、こういう話だったのか。出てくる人たちがみんなでき過ぎの人間に思えたが…こういう結婚のかたちってあるのね。毎度、佐川作品には考えさせられるわ。2012/08/18
おぎわら
0
★42005/07/29
