内容説明
評論家・武田徹の「共同体論」三部作、文庫化第二弾のキーワードは「満州」。近代日本における国家イメージは、満州を舞台にいかに展開されたか。
目次
はじめに―それはもちろん、ひょっこりひょうたん島、ではない
夢で逢えたら
幻想国家への旅―都市的なものを巡って
ふたたび幻想国家への旅―文化はデザインできるか
国体論と日本語論
共同幻想再論
贋札ばらまけ、アラスカよこせ
血と大地と情報と―満州国とスペースインベーダー
あとがきにかえて ふたたび甘粕と大杉の対話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さえきかずひこ
7
国家とは何なのか。それが満州国を考える事で浮かび上がってくる。国家とは共同幻想である。それを立論した吉本隆明の論理は破綻しており、彼の詩人的特質をあらわにした。法と国と民のあり方を、縦軸に国家的共同体、横軸に都市的共同体を据えて考察する国家論。田中智学から石原莞爾、また、宮沢賢治を経由し吉本にまで通底する日蓮の教えにおけるメシア論についての触れ方もたいへん興味深い一冊である。2015/09/26
guanben
1
中国では「満州国」のことをクニと認めてないので「偽」をつけて表記します。では「国家」とはなんなのか。論理がとっちらかってて主張がわかりにくい。言語や文化等でザクッと一括りにした固まりみたいなモノを指すように、為政者たちが仕向けていったってことに落ち着くのかな。言わば「想像の共同体」ってやつ。2019/11/12
キミ兄
0
甘粕と大杉の架空対談から始まる「新国家創設」論。ひょっこりひょうたん島との対比。☆☆☆☆。2011/08/01
tkm66
0
割と好きだった、との覚えが。2005/06/22




