内容説明
ハリエットは亡き祖母から故郷の屋敷を相続したものの、莫大な維持費を考えると、売却するしかないと思っていた。その機に乗じてきたのが、不動産開発で巨万の富を築いたジェームズ・デヴァルー。幼なじみの彼にハリエットはかつて憧れていたけれど、一度ひどく心を傷つけられてからは、大嫌いになってしまった。だが、屋敷の売却の件で久しぶりに会ったジェームズは、相変わらず男らしく魅力的だった。胸をときめかせた自分に、ハリエットはやましさを感じた。ジェームズには絶対言えない秘密を抱えていたから。■1984年にハーレクイン・イマージュでデビューして以来、C・ジョージはイギリス作家ならではの繊細な物語を今も変わらず世に送り出しています。本作品のヒロインは、10代のころに初めて恋した男性と再会したハリエット。彼に傷つけられた乙女心は、いまだに癒えておらず……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
6
ヒロインもヒーローも兎に角気取ってて高飛車な人なので読むのがつかれた。二人の間に相手を思いやる温かさみたいな物が感じられないので読んでるほうも淡々と文字を追ってるだけの味気なさを感じた珍しい本2017/03/26
akiyuki_1717
2
10年前に12歳年上の、親友の兄に恋心を抱いたけれど、男の子みたいだと親友に行っているのを聞いてから敵視していた。祖母の家をヒーローに譲渡するため何度も会うことになり惹かれあい、付き合うようになる…という在り来りなストーリーなのですが、ヒロインもプライド以上の嘘を何度もつくのだけれど、ヒーローの弟もヒロインに結構な嘘をついていて、あっさり許してくれと言ったり、ヒーローも妊娠を告げたヒロインにお決まりの鬼畜セリフを吐いたりと、登場人物の倫理観に疑問を感じながら読みました。私ならヒーローとも弟とも縁を切るかも2017/04/15
満月-ya
0
★★★☆☆2005/06/05