電撃文庫<br> 僕らはどこにも開かない

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電撃文庫
僕らはどこにも開かない

  • 著者名:御影瑛路
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • KADOKAWA(2014/01発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784840230407
  • NDC分類:913.6

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内容説明

鎖の音がする。 高校受験やら恋愛だかで辛苦を味わっている奴らを縛る、鎖の音。 世界という濁流の中に流れる様々な情報で、張りぼてでしかない見てくれを形成し、それを正解だと信じ切っている奴らを縛る、鎖の音。 ――がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。 その音から逃げ出したくて、俺は――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

highig

14
表紙絵無し、口絵無し、挿絵無し。本当に文字だけで構成された作品。全体的評価は残念かな、及第点に及ばない。構成はどうにも拙劣で無理矢理まとめた感がすごい。人物の掘り下げや説明が足りておらず、唐突で理解できない部分が多い。読了しても作品の訴えたいことが見えてこず、タイトルにも取って付けたような違和感を感じる。だが、文章には妙に引き付けられるものがある。恐らくは若い時分にしか書けない狂気に似た力を感じる。この心の底から訴えてくるような文章が作者の魅力なのだろう。おそらく再読はしないが、何か心に残るものはあった。2015/07/03

晦夢

12
御影さんのデビュー作。イラストがないという珍しいラノベ。キャラそれぞれに自分の世界観があり、鎖や魔法などで表現されている。狂気にさらされた人間はまた狂気を持つ。狂ってるようで実際に普通の事のようで。最後の終わり方はなんというかイマイチ釈然としなかったが、面白かった。2013/12/12

ゼロ

12
個性を出しすぎた登場人物。やりすぎると電波のような、中二病のようなキャラクターになるのだと感じました。お話としては、暗く、鬱蒼としており、視点変更が多く、現実的であろうとしていました。心情描写が多く、勢いがありました。問題作と言われるほど、ぶっ飛んではいませんが、挿絵もないし、キャラ萌えもないし、変わっているのは確か。がちゃがちゃがちゃ。思春期のリアルの負の感情を描いた作品でした。2011/03/17

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

11
イラストのないライトノベル。いろんな意味で異常すぎる人物たちによる、良い意味で不快感をもたらす雰囲気がなかなか好みでした。

サウナ探偵

10
初めの方はこれからどうなるんだ…!ってワクワクしてたけど、なんだか肩透かしだったな。なんだったんだこの話は。2021/03/12

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