幻冬舎アウトロー文庫<br> 雨にぬれても

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幻冬舎アウトロー文庫
雨にぬれても

  • 著者名:上原隆【著】
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • 幻冬舎(2014/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344406537

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内容説明

アルコール依存症で兄を亡くした弟、二人で頑張っていたが社長に自殺された女性、戦争中、学校に行けず夜間中学で字を学びなおす六十九歳の老人、家族を捨てホームレス生活をしながら夢を追い続ける四十二歳のお笑い芸人。人々の「生きる」姿にきっとあなたも励まされる。思わず涙が出て心がスッと軽くなるコラム・ノンフィクション待望の第三弾。

目次

墓まいり
夜間中学
結婚相談所
オーディション
家族
エジプト人の彼
お金
リクルート・スーツの孤独
デート
日本で最初の女性映画監督〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

村越操

23
再読の再読の・・・何度読んだかわからないです。ふと心にポッカリと穴があいて、無気力になりそうな時。そんな時によむとなぜか元気になれる、私にとっては不思議な書です。本作でのベスト話は『家族』次点は 『セックスレス』。『墓参り』は他のところでも読めるのであえて除外。立ち読みでもいいから是非読んで欲しいコラム集。2014/01/26

ジョニーウォーカー

17
このシリーズを読んでいてよく思うのは「コレどうやって取材してんだろう?」という疑問。日常生活でしか知りえないようなその人の所作や心情まで書かれていることがあり、本人による手記なのか、著者の推測なのかと、思わず勘ぐってしまうのだ。もちろんそれはありえないと思うので、著者の取材力と構成力を褒めるべきだろう。自分がまるでその人になったかのような錯覚。これぞリアル・ノンフィクション。54歳の婚活処女、42歳の無名芸人、夫のDVに悩む32歳主婦など…自分とはまったく異なるそれぞれの人生をあなたも覗いてみませんか?2012/07/13

tom

16
以前に読んだ上原さんの本へのコメントにも書いたと思うのだけど、上原さんという人は、ほんとうに良質のインタビュアーだ。暗い話がほとんどなのに、上原さんは、好奇心いっぱいで、楽しそうに話を聞いている。下品さはどこにもない。話し手の方だって、楽しそうに話している。きっと、楽しんでいるのだと思う。こういうインタビューができる人は、まずはいない。だからすごい本だと思う。2016/05/04

ステビア

16
大好きなルポ・コラム。一気読みしてしまった。もったいない。2014/10/25

カッパ

15
前の作品に登場した人のその後もあるのがおもしろい。 アルコール依存症で兄がなくなった家族もDVもセックスレスもどうも心にささるような気がする。それぞれ苦しいのだけどそれもまた人生という気もしたり。複雑である。でも、なんだか読んでしまう。下世話な人の話が好きなのかとちょっと落ち込むのだがみなさんはどうでしょうか?2020/01/18

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