内容説明
疑問を感じることはあっても「仕事さえしっかりやっていれば」と頑張ってきた。多少波風が立った時期はあったものの、家庭も円満。そんなとき人は「自分の人生は本当にこれでよかったのだろうか」と思うのだろう。本書は、そうしたどこか満たされないものを感じている読者に、「今からでも遅くない。自分のための人生を生きてみないか」「今の日常から抜け出し、まずは一人の時間を作ってみよう」と呼びかける。「人間は一人で生きるのが原則だ。一人で生きるのはつらいこともあるし、さびしいかもしれないが、一方で自由に生きる解放感もある。一人で生きる決心をすれば、それだけで見違えるほど強くなれるし、人生の真の喜びも味わえるようになるだろう。それを味わわなければ、生きる意味も価値もない(本文より)」。一人になって初めて、見えてくることわかることがきっとある。本書を通じて、自分にとっての「いちばん大切な生き方」を探してもらいたい。
目次
第1章 人は一人で生きていく(会社と家庭だけが人生ではないはずだ;孤独が教えてくれる貴重な教訓 ほか)
第2章 自分の人生は自分で描く(誰もが“一人暮らし”の心構えと準備が必要なのだ;人は気づかないところでもたれあっている ほか)
第3章 一人を愉しむ生き方・考え方(本当などうなのか?“負け犬”と“勝ち犬”の場合;日常の瑣事を愛していれば退屈はしない ほか)
第4章 旅と酒と本を友にしよう(“一人酒”ができる人間がカッコイイ;人恋しくなったら読書をするといい ほか)
第5章 人生の味わい方(怖いものがない―「年をとるほど不良になれ」;定年後の“生きがい”を見つけるコツ ほか)