内容説明
新年早々、伊豆・河津七滝の宿に後藤ゆみという女が宿泊した。その二ヶ月前、同姓同名の女が七滝の一つ蛇滝で転落死していた。そして、二人目のゆみが宿泊した日、今度は釜滝で男の射殺死体が発見される。静岡県警が身元を警視庁に問い合わせると、急遽十津川警部と亀井刑事が出張してきた。殺されたのは連続殺人事件の容疑者の一人という。十津川らの手で驚愕の真相が明らかにされる。他三編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
6
2005年4月25日 初版2021/01/21
ソラ
4
【整理】2022/06/12
アヴィ
1
十津川警部シリーズの中短編集。中編の表題作は河津温泉で発見された死体が発端となり、警視庁館内の連続猟奇殺人と繋がってくる。ガン知識としては22口径ではよほど致命的な部位に当たらないと死ぬことはないというのがあるが、色々伏線の張り方がうまいところはさすが西村京太郎。他の短編3作もピリッと効いたネタで読ませる。余計なことをしてドツボに嵌ったり、皮肉なラストが待っていたり、やはり西村京太郎は短編の名手でもある。2025/07/22
yoshimixx
0
馴染み深い?場所が舞台だったので、景色がそのまま思い浮かぶのは良いのですが、まぁ後味のよろしく無いお話でした。 あ、いや、面白いんですよ?(^^;; 短編集でどのお話も読みやすく安定した面白さ。 個人的には最後のお話のオチがたまりませんでした。2017/12/26
キャサ
0
短編集