内容説明
この3年間、キャスリーンに心休まる日はなかった。マフィアから大金をだましとり行方をくらました夫ロブのせいで、何も知らないにもかかわらず、金のありかを求める悪漢たちに追われつづける日々なのだ。かつては愛し、すべてをささげた男性。だが今は、この世でもっとも憎い男性。2度と顔を見ることはないだろう。いや、絶対に会いたくない。ふいに、物思いから覚めたキャスリーンは凍りついた。向こうがわの車の運転席に座っているのは――ロブだ!彼は冷たいまなざしでこちらを見すえ、ゆっくりと……。■2度のRITA賞受賞の栄誉に輝くゲイル・ウィルソンのミニシリーズ『孤高の鷲』。正義に燃える元CIAのエリートたちが紡ぐ大人のラブストーリーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
夫ロブがマフィアからお金を持ち出し行方不明になったせいで幼い娘と息子を連れ逃避行するキャスリーン。元CIAで同僚をかばい顔を知られて整形手術を受けたジョーダンは偶然ロブにそっくりな顔になったことでキャスリーンたちと接点を持つ。気丈で愛情深いキャスリーン、幼いのに賢く大人びたメグ、父を知らずジョーダンに懐くジェイミー。果たしてロブは生きているのか、巨額の金はどこに?設定は面白いんだけどお話はちょっと物足りないかな。ジョーダンがキャスリーンを愛し子どもたちの信頼を得て家族になろうとする誠実さは花丸。2021/11/30
akiyuki_1717
4
シリーズ物。ヒロインの娘がいじらしく、ロマンスより惹かれた気がする。父を知っている娘と知らない息子のヒーローに対する態度も納得できた。整形により落ち着いた人生を送れるようになるかと思えば、マフィアに追われるというのも酷な話だ。この作家さんは設定はいいんだけれど、中盤が同じことの繰り返しで飽きてくる傾向があるようだ。ミステリーだから仕方ないのかもしれないけれど、ロマンスの盛り上がりにい欠けていると感じた。陰謀に狙われた元CIAチームなんだけど、毎回こんな感じだと思うと、わざわざ読む気にならないなぁ2018/05/10
はる@夏の霜
2
どうも自分は子供が「かすがい」になる話が好きらしい。これもヒロインの子供二人とヒーローのやりとりが微笑ましかった。 お姉ちゃんが弟に嫉妬して拗ねるのが可愛らしい。四人はよき家族になれると思う。
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