内容説明
「君は自分の行動がわかっているのか? 僕が当局に通報すれば……」アントーニアは人を蔑むような口調で言う男性をにらみつけた。重要な目的のため、中東の王国シネバルに船で向かったが、海賊に襲われ、嵐の海に飛び込んで豪華なヨットにたどりついた。中に忍び込み、パンを手にしたところを船の持ち主に見つかったのだ。あとひと息でシネバルなのに、ここでつかまるわけにはいかない。この威厳に満ちた態度の男性は、本当に私を警察に突き出すつもり?だが意外なことに、アントーニアが怪我をしていると知ると、男性は手当をしてくれ、船にそのまま滞在することも許してくれた。二人は徐々に打ち解け、ある夜とうとう愛を交わす――互いに憎み合うべき運命の相手だとは想像もせずに。■ドラマチックなストーリーが得意なスーザン・スティーヴンスが、冷たいシークとの恋のゆくえを描きます。ハーレクイン・ディザイアの「シークと籠の小鳥」の関連作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまた
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主人公が甘やかされた子供としか思えない。ヒーローの性格も弟との関係や色々なエピソードも全てさらっと表面的に書いてあるだけなので読んでいて楽しくなかった。主人公母の話も全て母親の人となりを全く知らない主人公の憶測だけなのにいつの間にかそれが既成事実として進んでいくのも不思議。ヒーローの母を死に追いやった話はどこへ行ったのか。2015/05/20
Mari
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★★★2012/01/13
ハシリドコロ
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好奇心旺盛な初心者のSEXは大胆ですね。国王、結局欲望に負けた上にやり捨てようとしたんじゃないか…?異父弟とのからみももうちょっと欲しかったかな。妹を溺愛していた異母兄ちゃんは哀れだな…。2011/11/16
みろん
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慈善活動への尽力をシネバル国の有力者に直談判するため旅する女性と、そんな彼女に密航されて挙句に殺されそうになったシネバル国国王とのロマンス。 人迷惑な行動を起こしても何の呵責も感じてないし、拗ねてる状態のヒロインがダメダメすぎる。2011/06/20
MOMO
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4月5日発売分のロマンスって、<愚かな犯罪者>がテーマなんでしょうか・・?と、思うほど、今回もまた、しょっぱなから愚かな行動を取ってくれるヒロイン・アントーニアちゃんにうんざりしてしまい・・・・。なんせ、甘やかされた自己中女で、男性を操る腕に自信たっぷりの世間知らずのお馬鹿さんの彼女に、どこをどうすりゃぁ共感できるのか教えて欲しいくらいでさぁ・・・それでも、ちったぁ彼女が成長するさまが見れる可能性にかけて最後まで読んだんだけれど・・・たいして成長しないまんま、ラストに突入・・・2011/06/03