内容説明
武州に生まれた秋山要助は、江戸の撃剣館に入門し神道無念流の達人となった。しかし博徒の出入りに腕をかしたことから、道場を追われ浪々の身となる。そんな秋山は喧嘩秋山と呼ばれ恐れられていた…。弧剣に生きた男の凄絶な人生を描く。
感想・レビュー
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Koning
8
神道無念流遣い手秋山要助。江戸の撃剣館道場で師範代まで勤めながら助太刀で名を成してヤクザの出入りの助太刀をして大金をもらってあれよあれよと身を持ち崩し賭場の用心棒やらで糊口をしのぐというまぁ、ドロップアウトしちゃった４０過ぎの剣客の生き汚く刀で生き抜く姿を描く短編集。小説新潮に掲載された短編と書き下ろし中編ということで何となくシリーズ化して水増ししたものに出来そうなものを逆にこの１冊に収めたところは良かったんじゃないかと思ったり。2013/07/12
