松下幸之助の経営問答

著者名：ＰＨＰ総合研究所

ＰＨＰ研究所（2011/05発売）

• ISBN：9784569663906
• NDC分類：335.04

内容説明

「単刀直入に伺います。
どうすれば儲かるのでしょうか」―。
“経営の神様”と呼ばれた松下幸之助は、生前、講演先やインタビューで数多くの質問を受けた。
本書はその答えになると思われるものを選び、編集した経営における悩みのケーススタディ集。
人材育成のコツは？組織活性化のポイントは？など様々な経営課題を松下幸之助がいかに考え、どのように克服したかがわかる、究極の経営指南書。
様々な経営課題に松下幸之助が答えた一冊。

経営者から寄せられた課題に松下幸之助が残した答えとは？　不況克服の心得から組織の活性化まで、経営の神様の考えが今、再び甦る！

「単刀直入に伺います。どうすれば儲かるのでしょうか」「ものが売れず過剰在庫で苦しんでいます。切り抜け策について教えてください」「実績ある人を思い切って部長にしましたが、適任ではなく困っています。どう処遇すればいいでしょうか」「従業員が思うように動いてくれず困っています。人を動かす勘所を教えてください」――。

▼生前、“経営の神様”と呼ばれた松下幸之助は、講演先やテレビ・雑誌などのインタビューで、実に多くの経営者・ビジネスマンから質問を受けた。本書はそのやりとりをもとに、答えと思われるものをまとめて編集した、経営における悩みのケーススタディ集である。

▼人材育成のコツは？　組織活性化のポイントは？　不況克服の心得は？　など経営に関する課題はいつの時代もつきることがない。それら多くの経営課題を松下幸之助はいかに考え、どのように克服したのか。経営者のみならずすべての管理職に贈る、究極の経営指南書。

●第１章　経営者―自分に自信を失ったとき　
●第２章　経営理念―行き方に迷いが生じたとき　
●第３章　人材―その育成と活用に悩んだとき　
●第４章　組織―その活性化に悩んだとき　
●第５章　先見性と決断―よりよい意思決定のために　
●第６章　経営危機―不況や困難を克服するために　
●第７章　販売―商売に成功するために

目次

第１章　経営者―自分に自信を失ったとき
第２章　経営理念―行き方に迷いが生じたとき
第３章　人材―その育成と活用に悩んだとき
第４章　組織―その活性化に悩んだとき
第５章　先見性と決断―よりよい意思決定のために
第６章　経営危機―不況や困難を克服するために
第７章　販売―商売に成功するために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kentaro]

不況が続き、資金繰りも厳しく在庫も溜まってきています！どのような手が考えられるかと問われて、休めば良いのです。 工場の稼働を半分にして、従業員には半日の働きで一日分の給与を払います。その代わり販売は決して値引きせずに販売に注力します。 安易な値引きは商品価値を下げるだけではなく、周辺の商売全体をバタバタさせてしまい、良いことはありません。共存共栄と繁栄を考えてすることが、ビジネス環境を高回転させる一つの方法ですね。ただし、環境により判断は変わります。

2016/10/09

[藤吉 功]

幸之助さんの経営哲学が明確に分かる著書。多くの企業の経営者が困っていることを、経験からこうすればうまくいく、という問答集。お金儲けが目的ではなく、社会への貢献が目的という経営理念の具体例が網羅されており座右の銘としたい名著である。

2016/04/03

[Keita Takiguchi]

松下幸之助氏の考えが、問答形式で綴れた本。仕事に対しての姿勢、人としての在り方など、非常に気付きが有りました。肝に銘ずべきこと多数。

2014/01/27

[m-kuma]

主に1960～70年代の松下氏に対する様々な場面での質問とその返答についてをまとめた一冊。「十人使ったら、その中の一人はいつも反対し、じゃまになる」「人日との幸福を求めるためには、賞すべきことを賞す、罰するものを罰するということを正しく行う」といったように、今読んでも色あせない普遍的な法則がたくさん詰まっていました。もちろん、現代の経営には相通じない部分もあるのかもしれませんが、人の生き方として、非常に参考になるものが多く、さらに松下氏の書籍を読んでみたいと思うものでした。

2013/05/23