内容説明
ジャーナリズムやメディアの普及期に、情報に翻弄される人々の姿を描いた夢野久作。その作品群を手がかりに、メディア社会・情報社会の特質、問題点を描き出す。まったく新しい「夢野久作」読解の試み。
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目次
第１部 メディア・シンドロームを描く久作（瓶詰の手紙は届くか―夢野久作と郵便 電話が人を狂わせる）
第２部 メディア・シンドロームに陥る久作（ニュースのエスカレーション―ジャーナリスト久作 ステレオタイプの世界像）
第３部 メディア・シンドロームを操る久作（「私は誰？ここはどこ？」―ドグラ・マグラ論 マルチ・メディア・ドグラ・マグラ）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
middle of oreki
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夢野久作研究者の中でも先駆的読み方をしているように思う。斬新、且つユニーク。2011/01/10
KinugawaNZ
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夢野に、こんな読み方があったとは！2009/11/05
low-k
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おもしろい。メディアの視点から文学を研究する人がいてうれしかった。2008/06/10
