- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
奈良の女帝から平成のコギャルまで、いつの世も女たちは美を追い求めてきた。華やかな宣伝と魅力的なパッケージによって、時には純金より高価でも、人類の半数を惹きつけてやまない化粧品。水面下では、貪欲で気まぐれな消費者とメーカー、小売店の熾烈な知恵比べが繰り広げられる業界でもある。「美白」「ガングロ」「目力」など身近なキーワードを通じて、世相を映し流行を生みだす化粧品世界の舞台裏に迫る。
目次
第1章 色の白いは七難隠す
第2章 見果てぬ夢―落ちない口紅
第3章 「目力」への情熱
第4章 ナチュラルという呪文
第5章 過熱する不老願望
第6章 百貨店の舞台裏
第7章 華麗なる情報戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
haru
3
★4/5 約3年半ぶりの再読。面白かった!面白いだけじゃなくて、業界研究の本と同じくらいの内容が学べた(販売方法以外)! 化粧品の効果っていうのはやっぱり複雑で、技術だけでは語れないことを改めて実感した。うーん難しい…。 岡部さんはやっぱり凄いんだな。2015/08/31
haru
2
★4/5 約2年半ぶりの再読。内容は古くなってきたけどやっぱり面白くて、この本好きだな。2018/04/13
Naota_t
2
三田村蕗子氏の本はこれで2冊目。文章が平易でスラスラ読める。 本書は飽く迄も「女性が化粧品を使うときに浸る夢や高揚感」を探る。 内容自体は総花的で、そこまで深くないので男性でも分かりやすい。 化粧って面倒だなぁと思う時もあるけれど、ファッション以上に自分を変えてくれる力を持っているのは、羨ましく映る時もある。 本書では化粧品のポシティヴな面を強調しているけれど、それに魅せられ愉しむ前提に、ネガティヴな面を理解する必要があると思う。 2012/08/22
haru
1
★4/5 終わり方が良かった!裏側の部分を少し知ってしまったことで、がっかりした部分もあったけど、そういう部分を逆に魅力ととらえることもできるし、やっぱりまだまだ化粧品業界に興味ある!!2012/04/06
boya
1
日本の化粧品業界の動向を俯瞰しながら、各年代の流行について総覧している。控えめではあるが、いわゆるドクターズコスメや自然派化粧品への苦言もあり、バランスの取れた内容でよい。2013/03/30