内容説明
「マクロ」は大きいを、「ビオス」は生命を意味し、「マクロビオティック」とは日本古来の食の知恵を活かした食養法のことである。米国では、このマクロビオティックに関する資料がスミソニアンの博物館に殿堂入りしているほど普及したものとなっている。そもそもこの食養法は、明治のある陸軍薬剤監が編み出した独自の食事療法が元だった。明治・大正・昭和を生きた三人の破天荒な人物を追い、世界の食を変えた日本の知恵を探る。
目次
第1章 マクロビオティックとは何か
第2章 食文化における日本と西洋
第3章 桜沢如一と食養論
第4章 玄米と反戦
第5章 水を得た魚のごとく
第6章 日本を超えて
第7章 再会と分裂
第8章 アメリカに播かれた一粒の麦
第9章 精神病の治療と犯罪者の更生
第10章 そしてエイズへの挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amabiko
2
食養の祖・石塚左玄、食養をマクロビオティックに継承・発展させた桜沢如一、マクロビをアメリカに普及させた久司道夫、この3人の伝記。3人ともに破天荒な生涯。特に桜沢の人生は、飛び抜けて奇想天外・奇妙奇天烈。でも多くの弟子たちが心酔したってことは、やはり一種のカリスマだったのだろう。ガンが消えたとか、精神病が治癒したとか、エイズ患者が延命したとか、、マクロビってそんなに万能なの!?[石塚の伝記箇所に明らかな誤謬。そのほか病名の誤字も]2014/01/11
コトゥー
1
和食の良さはわかったが余りにも意見が偏っているところがいけない気もする。2012/10/15
ほみょ
1
★★★☆☆マクロビを戦争などもあり不安定な状況の中で広めていった歴史など。私生活においてもやっぱり変わった人達だったんだなぁという印象。2011/11/03
ぼーくー
0
☆☆☆2014/05/26