内容説明
マンションの一室で若妻が絞殺体（こうさつたい）で発見された。被害者の夫自身が捕まえてきた容疑者は、なんと１６歳の少年だった！ しかも２人の共犯者がいて、自白もしているというのだ。少年の母親から依頼を受けた弁護士・朝日岳之助の前に、少年事件ゆえの厚い壁が立ちはだかる！ 朝日は彼らの無実を証明できるのか？ 少年法の矛盾（むじゅん）に真っ向から斬り込んだ渾身（こんしん）の法廷ミステリー！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
誰かのプリン
17
冤罪の匂いがする犯罪を専門にする朝日弁護士が甥っ子の司法試験を目指している達也と一緒に裁判に挑む。今回は無実の少年が逮捕され、 その無実を法廷で明らかにする。 少年法が抱える問題点を詳細に説明されていて良く理解出来ました。2017/11/04
hamm
0
☆☆☆
ユウ
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道を一歩踏み間違えた若者の投げやりな言動が冤罪を産んでしまったかも知れない怖さ2013/08/21
nami-e
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少年法について嫌でも考えさせられる作品。少年法の矛盾…何歳からを「大人」と規定するのか…。それこそ少年事件で冤罪をくらうと、そこから先の長い人生が狂ってしまう。ラストの一気に畳み掛けるような解決と、タイトルの意味がわかる瞬間は、小説の醍醐味を味わえる。2007/07/01
