小学館文庫<br> 蒼き海狼

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小学館文庫
蒼き海狼

  • 著者名:火坂雅志【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 小学館(2015/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094080377

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内容説明

時は二度の元寇という国難に瀕する鎌倉時代。大モンゴルは神風ならぬ台風によって敗退を余儀なくされたが三度の侵攻のため虎視眈々と島国日本を狙う。フビライ汗率いる大モンゴルと正対しても負けは明らか。ならば敵の懐中深く潜入し攪乱を図るよりない。選ばれた謀者、海の民・朝比奈蒼二郎は中国大陸に渡り、果ては大越・ヴェトナムに至りモンゴルの矛先を南へ転じさせる。壮大なスケールで描く痛快時代巨篇待望の電子書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

11
鎌倉時代初期に和田合戦で滅亡した和田一族で、高麗へ落ち延びたと云う伝説の武将朝比奈義秀の孫で、架空の人物・朝比奈蒼二郎を主人公に三度目の元寇を阻止すべくモンゴル、流鬼国(樺太)、大越国(ベトナム)を渡り歩く歴史冒険海洋物語。朝比奈蒼二郎は、済州島に生まれ弘安の役後に鎌倉に渡り内管領平頼綱の命で、第3次元寇の内情を探る為元に潜入、その後元と交戦中のベトナムに渡り元との戦いに投ずる壮大なスケールで物語は展開する。正に白石一郎を彷彿とさせる海を題材にした歴史ドラマです。2020/06/14

Kumisuke92

10
今年出張で行ったヴェトナムに興味を持ち、この国が三度も元寇に勝利したことを知った。元寇に勝利したのはこの国と日本しかない。英雄的な戦略家は、民衆とともに息長く戦うこと、それが数に頼る元に対抗する方法だと知っていた。後年この国が米仏に対抗した時にもその考えは受け継がれた。そんなヴェトナムの元寇を火坂雅志が描いていたとは!主人公は日本にルーツのある若者。前半は鎌倉での修行〜元での諜報の冒険譚。後半でヴェトナムに渡る。新しいものを貪欲に学ぶモンゴル人も魅力的に描かれている。非常にスケールの大きい作品だ。2016/12/28

てぃと

5
重厚な冒険譚。元寇は私にとってとても興味が湧く史実ですが、ベトナムにおける元寇については全く知識が無く、また、多くの民族が登場し国際色豊かな元朝の時代に想いを馳せることができて、今回とても楽しい読書となりました。以前夢中になって読んだ白石一郎の「海王伝」とイメージと重なり、自分はこの手の小説が好きなんだな~と改めて実感しました。2020/09/10

Akira Katuta

5
元寇、蒙古襲来モノを読みたくて、アレ?コレ神風終わっとるやんけ。って感じで読み進めた。主人公の蒼二郎がなんやかんやで蒙古軍と戦う話。ナーダムのシーンが完全に天下一武道会でちょっとウケた。そこそこのボリュームだったから、読み応えはある。2014/09/24

ぱぴぷぺぽ

1
****2022/08/11

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