光文社文庫<br> おいしい水 - 長編小説

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光文社文庫
おいしい水 - 長編小説

  • 著者名:盛田隆二
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334738129
  • NDC分類:913.6

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内容説明

同じマンションの主婦仲間と子育てに勤(いそ)しむ30歳の弥生(やよい)。夫の微妙な変化に気付きながらも、社会との接点を求めて、タウン誌のライターを始める。そこに、新たに入居した隣人のあけすけな言動が、平穏だった日常をねじれさせていく……。リアリズムの名手が切実に描く、人生の岐路に立つ女性の〃渇き〃と〃癒し〃。あなたにとって結婚は〃おいしい水〃ですか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chichichi

49
うわわ…どの登場人物にも共感できなかった。「おいしい水」ってそういうことなのね。私はそんな水だったら要らないし、おいしいとも思えない。確かに大樹のような夫だったら妻は大変。結婚生活にはそっちの相性も大事。かと言って弥生のとった行動も如何なものか…。娘の美樹の無垢だけどおませな言動が可愛くて、所々で癒されました。2015/05/22

葉芹

11
男の方がこれだけ女を視ているのに衝撃。弥生さんとか、他の作品の女性にも通じますが、ちょい甘いですね。けど、男の我が儘や理不尽さをこれだけ分かっている男の人っているんだ。観察眼に敬服。けど、この作品はすみません、駄作です。リアリティーがなさすぎる。男にはありますが。2013/05/13

MIKETOM

6
な~んか、作者は男のくせに女に媚び売ってるような作品だなってのが第一印象。弥生みたいな女が女房だったら男なら誰でも大樹みたいな反応になるのも(かなり極端ではあるが)当然だろうな(女性陣からは大ブーイングだろうが)。大樹はむしろ純情可憐なほうだと思う。反対に弥生のカマトトっぷりにはウンザリ。ラストは弥生が足元をスパーンと掬われる展開なら納得だったんだが実際は逆だった。このへんが女に媚び売ってるって思っちゃうポイントだね。桜井塁の存在とか、勘弁してください(苦笑)でもま、読みやすいのだけはよかった。2019/03/16

はし

4
最初は専業主婦で子育てが生活の中心になってる女性の心理が描かれていて、それがリアルだな、男性作家なのにさすがよく見てるんだな、と思ったけど、ほかの登場人物もだんだんテンプレートみたいで、正直イライラしたり。ただ、全く他人事とも思えず。確かに結婚したからずっと幸せってわけではないし。でも主人公はふらふらしすぎな気もするしもやもや。ラストもまぁ、そういうのもありだなと。2016/09/10

にゃん

4
マンションに住む主婦がみんなこんなだと思われたら嫌だな、と思いながら読了。 夫とのすれ違い、性の不一致といったことはわかるけど。結婚は努力だし。2012/09/02

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