ビームコミックス<br> あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集

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ビームコミックス
あのころ、白く溶けてく 安永知澄短編集

  • 著者名:安永知澄【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784757720947

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内容説明

処女作「やさしいからだ」で漫画界に衝撃を与えた驚愕の才能の原点。七色の輝きを放つ多様な作品を収録し、新鋭の成長の軌跡を時代に刻印する、清澄で異色の短編集! 評論家・呉智英の序文、師であるしりあがり寿との巻末特別対談を併録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

烟々羅

13
はじめてブックオフで見つけたとき「その時は更本でしか見つからなくなっても良いからいつか買って読もう」とメモを取って、でも同じ店で百円落ちしたのを見つけるまで買わなかったのですよ。 買ってからも同日に買った娯楽やニュース雑誌ばかり先に読んで後回し。でも、読んだら感心する。読み始めるのが「よっこいしょ」という感じなのにより人に勧めたいと思っちゃうとか、古典純文学に近い微妙な距離をもったお気に入り。田舎がエスエフのようにきれいで、町並みも味があって、ストーリだけ取り出したら淡々とした、漫画短篇集で、『藝術作品』2013/09/01

Tomo

7
多分、この感覚、分かる人と分からない人とがいて、でも「分かる」って思った人のその気持ちって、分かる人同士の間で共有できるものじゃないと思うんだよな。各人の超個人的な問題、それを表現する共通媒体としての話、みたいな。2009/04/28

らっこ

3
子供ながらに感じる田舎の閉塞感など、言葉や文字としてははっきり書き表せない、あったかもしれないあの頃の記憶的情景を描いた短編集。あえて感性そのままに描いているのかな。禁止生活だと絵自体が独特過ぎるし、水の底は物量攻めみたいな印象もありました。どの話もそんな雰囲気なので少しお腹いっぱい。脱皮がまだ分かりやすかったかな。2023/09/24

田中

2
何とも言えない読後感。冒頭で賞賛文をわざわざ載せているくらいだからさぞかし素晴らしいマンガなのだろうと思い読んだが、イマイチ響かなかった。著者自身は描きたいものを描いているのだろうが、読者が求めているものと一致していない。これは漫画家ではなく芸術家の作品となってしまっている。2016/12/05

へんりい

2
普通ならトゲトゲしくなりそうな話ばかりなのに、なぜか穏やかな気持ちで読めてしまう不思議な作品たちだった。だからと言って物足りないとかいうことはなく、面白く読めた。全体に流れる空気感は漆原友紀に似ている。これがこういったテーマの漫画の正しい姿なのではと思わさせられたりもしたけど、私はよしもとよしともも好きだ。 2010/10/18

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